メガネの度数を眼科で合わせない方がいい3つの理由!

こんにちは、1級眼鏡作製技能士のローシーです!

眼科で働いていていつも思っている事があります。

それは「なぜメガネの度数を眼科で合わせようとする人が多いのか?」です!

今回は目に病気がない場合は基本的にはメガネの度数はメガネ店で合わせた方がいい3つの理由について解説いたします!

実はメガネの度数は眼科で合わせない方がいい?

実はメガネの度数を眼科で合わせない方がいい理由が大きく分けて3つあります!

必ず知っておりましょう!

①先生が直接検査する眼科は少ない

②レンズやフレームが決まっていないのに度数だけ合わせるのはアウト!

③度数をメガネ店で変えられなくなる

①先生が直接検査する眼科は少ない

絶対にないとは言いませんが、ほとんどの眼科では医師ではなく検査補助のスタッフさんがメガネ度数合わせの検査を行います。医師は検査補助のスタッフさんが決定した度数を簡単に患者様に説明をして、処方箋の用紙に記入するだけです。

眼科でメガネ検査をうける理由が医師に診てもらった方が安心するという理由が大半をしめています。しかし、度数に関しては医師は何もしていないのが現状です。

それに対して約2000円ほどの処方箋代を支払うのです。

現実は眼科よりメガネ店の方がメガネ作成に対しての機材も知識もデータも多く揃っています

メガネ店で度数を合わせた場合、自分で合わせた度数に対してメガネ店スタッフ自身が責任をもって対応してくれるのです。

眼科から処方箋が出てしまうとメガネ店は度数の変更はできません

そのため、度数に対しての責任意識はゼロに近くなります

見え方がおかしいと言っても、処方箋で作られているので眼科に行ってくださいとしか言われません。

度数に対して不向きなフレームを選ばれても作成可能な場合は基本的に購入できます。

しかし、それで装用感が悪かったり、見え方が悪くても度数に関してはメガネ店スタッフさんは「眼科にいってください」という対応しかしません。

眼科に行くと、「じゃあ少し度数を変更しましょう」といって再度処方箋を出すだけです。もちろん診療費も再度かかります
(再処方箋代金は眼科によって無料や有料は異なります。)

要するに眼科で度数を合わせるとメガネという商品に対して、販売したメガネ店は度数の責任はとってくれないのです。

保証期間であれば無料で対応してくれるところが多いですが、メガネ店にしてみれば言われた通りに作ったのに無料対応をさせられて全くうれしくない状態になるのです。

ローシー
メガネに対して安心を得たいのであれば1級眼鏡作製技能士が在籍するお店でこうにゅうしましょう!

②レンズやフレームが決まっていない

使用するレンズやフレームによって最適な度数は変わります

そのため、度数をあわせる段階でレンズもフレームも決まっていない状態では本当の最適な度数は決定できないのです。

これがわかっていない眼科検査員は非常に多いのです。

メガネ店で測った場合、選んだフレームに合わせて度数を微調整する場合があります

レンズと目の角膜頂間距離がぜんぜんあっていない状態で検査をしている検査員を見ることも多々あります。

何のために眼科でメガネの度数を合わせるのか疑問でしかないです

メガネ店で度数を合わせることは悪いことではありません。悪いのはメガネで視力が矯正できてよく見えるからといって眼科検診に行かないという行為が悪いのです。

ローシー
目の病気を早期に発見する機会を失うことが悪いのです!眼科の定期検診は必須です。

③度数をメガネ店で変えられなくなる

眼科の処方箋をメガネ店に持っていくと、度数に関してはメガネ店では測れなくなります

メガネ店はいくらお客様が希望しても処方箋の度数を変えることはできないのです。変更したら違法行為になります。

処方箋に記載されている度数の在庫レンズがない場合に1つ度数を下げてもいいから今欲しいといってもダメなんです

希望が優先ではなく医師の指示が優先になります。当然です。

医師の書いた処方箋をお店が勝手に変更してよければ医師も責任はもてないですね。
自分が書いた度数でつくってないんだから当然ですね。

目に病気があってもメガネの度数自体はメガネ店で測った方がいい?

目に病気があってもなくても、メガネの度数はメガネ店で測った方がいいのです。

要は目に病気があるかどうかは眼科でしかわかりません。しかし、病気があったにしてもメガネを作るのであれば、その目に対しての最適な度数を探す作業が視力検査になります

眼科で病気が発見されたからといって眼科で測ればメガネ店よりよく見えるようになるわけではありません

ローシー
その時の目の前に置くレンズの度数を探す作業はメガネ店の方が有利なんです。

メガネを作るための機材が揃っているメガネ店は眼科より良い度数を探せる可能性が高いのです。

メガネの装用感やいろんな事例はメガネ店の方がたくさんデータを持っています。

ローシー
度数はメガネ店で合わせて眼科で検診を受けるという流れが結局はいいのです。

医師がメガネのフィッティングをしているのを私は見たことがありません。

探せは医師がメガネ作成のすべて行う眼科もあるかもしれませんが少数です。

メガネのかかり具合が悪いと眼科で言っても、メガネ店でフィッティングしてもらってください、と言われます。

医師が工具を出してフィッティングをするところを見たことがありません。

メガネは1級眼鏡作製技能士が常駐しているメガネ店で作るのが安心と言えます

まとめ

メガネの度数はメガネ店で合わせる方がいい3つの理由
①医師が検査をしてくれるわけではない
②度数だけ決めてもレンズやフレームによって最適な度数は変わる
③メガネ店で度数を変更できなくなる

メガネに対して安心を得たい場合は1級眼鏡作製技能士が常駐しているメガネ店で購入する事をお勧めします!

ローシー
眼の病気に対しては眼科でしかわかりません。視力矯正に関係なく眼科検診は必ず定期的に受けましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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ABOUTこの記事をかいた人

1級眼鏡作製技能士として、またメガネ店のマネージャーとしてサービスを追求してまいりました。 眼科勤務10年目、在職中。空いた時間を活かし、一般用医薬品販売の専門資格の登録販売者試験に合格してセルフメディケーションもバッチリです。