こんにちは、1級眼鏡作製技能士ローシーです!
今回は遠近両用メガネの選び方についてお話いたします。
目次
遠近両用メガネを作る時の注意点!
遠近両用のメガネはフィッティングが命です!
掛かり具合や目に対してレンズの角度(前傾角)が非常に重要です。
メガネ店の店員さんがメタルフレームを勧めず、セルフレームを勧めてきた場合は別のメガネ店で購入する事をおススメいたします!
お客様の方からセルフレームを選んでもないのにデザイン重視で遠近両用メガネを勧めてくる場合は他店へGOです!
お客様の視生活よりもとりあえず売り逃しを防ぐことを優先になっている可能性が高いか知識不足の可能性が高い店員さんという事につながります。
遠近両用メガネのフレームの選び方
遠近両用メガネのレンズは度数がレンズの下にいくにつれて度数が近くが見えやすくなる設計になっています。
目線がレンズのどこを通るかによって見え方が変化します。
そもそもアイポイントの取り方が非常に下手な店員さんも多いので注意が必要です!
フレームは天地幅が3cm以上あるものがおススメです。
※天地幅 画像を参考にしてください。
注意が必要な事は天地幅が3cm以上あっても眼の位置が下の方にくる場合は別のフレームを選びなおしましょう!
基本的にレンズメーカーさんが設定しているアイポイントの位置は上の図のようになります。
しかし、これどおりにアイポイントを設定できてもなかなかうまくいきません。
②人それぞれ基本姿勢が違う
③無理矢理に選んだフレームでアイポイントを取ろうとしている
①アイポイントをとる前にフィッティングをしていない
アイポイントをとった後にフィッティングをすると全く意味がありません。
フィッティングをして目の位置がどの位置にくるのかを明確にしないと意味がないのです!
②人それぞれ基本姿勢が違う
メーカーが説明するとおりにアイポイントをとってもお客様の姿勢が全員アゴを引いて姿勢よくしている訳ではありません。
よく見かける例ですが、半分以上の人が中間距離をみる位置で遠くをみている状態です。
眼科で視力検査をしていてもほとんどの人がアイポイントがあっていないのが現状です。
③無理矢理に選んだフレームでアイポイントを取ろうとしている
好きなデザインのフレームが決まったら意地でそのフレームに遠近両用のレンズを入れる為のフィッティングをして無理矢理その選んだフレームで遠近両用メガネを作ろうとしているのでメガネのアイポイントの位置に目を合わせないとけない状態になっている事が多いです。
まとめ
遠近両用のメガネを作る場合、メタルフレームを選び、フィッティングをした後にアイポイントをとる事です。
こちらから言ってもないのにセルフレームを勧めてくるお店は要注意です。
セルフレームで遠近両用メガネは作れますが不向きなフレームです。
その不向きなフレームをメガネ店の方から勧めてくるようでは非常に危険です。
遠近両用のメガネを購入する時の参考にしていただけると幸いです。