久しぶりにメガネの話をします。
なぜかというと何も知らない人が損をしているからです!
眼科で勤務しているとメガネの話に度々なるのですが色んな人が知らずに高いお金を出してメガネを買っています。
今回はメガネをなるべく安く買うコツをお話いたします。
メガネが必要な方は必見です!
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メガネを買う時に必要な5つのポイント!
メガネを上手に購入する為には5つのポイントさえ押さえていれば無駄に高いお金を払わなくて済みます。
【ポイントとは下記5つ】
①お店の選び方
②度数について
③フレームについて
④レンズについて
⑤保証について
1つずつ解説いたします。
①お店の選び方
どんなに上手なポイントを知っていてもお店選びに失敗するとすべてがうまくいきません。
まずはお店を選ぶポイントをお伝えいたします。
1万円以内でメガネ一式をつくれるフレームが50本~100本以上ある。
これは非常に重要な事です。
今やメガネは3000円からつくれる時代です。
そう考えると1万円の眼鏡は中堅どころの眼鏡です。
決して安物ではありません。
よく引っ掛かりやすいのが、いくらからメガネを作れるかを事前にメガネ店に電話で聞くと「5000~作れます」と言われる。
実際にメガネ店に行ってみると5000円で作れるメガネは5本くらいしかない。
そしてその5000円でつくれるメガネはまず選べないようなフレームだったりします。
お店側は電話で嘘は言っていませんよね(/_;)
電話で2万円から、と答えると高いからご来店にならない、という事を避ける為に一応5000円でメガネが一式つくれる状態を作っているメガネ店もあるのです。
重要なのは5000円の中にも妥協の範囲内で良いものがあるかどうか、その為には50本~100本は必要でしょう!
1万円以内で一式作れるメガネが沢山あればその店で2万円の眼鏡は相当ないいメガネの可能性があります。
3万円にもなるとかなり良いメガネが買えたりもします。
メガネ店の中にははじめから最低2万円ないとメガネ一式がつくれない店があるのです。
そのようなお店の2万円の眼鏡は結構粗悪なものが多いのです。
なぜかというと「そのお店の最低ラインの眼鏡」だからです。
良いメガネ店の基準には個人差がありますが、
トーマスDの個人的な基準は
どんなお客様でも最低50本以上のフレームから選べるお店!
です。
人それぞれ予算があります。
あまりお金がないから買えない、という状態であればすべてのお客様に対して通用するお店ではない、という事になります。
メガネ店の方針はそれぞれです。どんな方針でも悪い訳ではありません。
例えばうちは高級路線のお店だから最低5万円ないと一式作れません、と金額設定してあるお店だってあるのです。
まずは基本的にすべてのお客様に対応しようとしているお店を選ばれる事をお勧めいたします。
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②度数について
メガネにとって度数は非常に重要なポイントです。
メガネの技術者がいるお店を選びましょう!
勤続年数が長いからベテランではない、という事を覚えておいてください。
メガネ店の仕事は重労働ではない為、何の勉強もせずに成長を止めたままのスタッフがいるお店もあるのです。
できれば日本眼鏡技術者協会の認定眼鏡士が在籍するお店が望ましいですね。
間違った知識で度数を決定されると良い事はありません。
一般の人では生活に合っている度数かどうかは判別がつきません。
理由は眼は間違った度数にも慣れるからです。
人間の脳みそは順応性があるので合っていない度数に対しても合わせる力があるのです。
視力測定にはかなりの知識が必要です。しかし、度数を入れると正常な目の場合は良く見えます。
それが本来あっていない度数であっても近視の眼であればマイナス度数を増やしていけば見えるようになっていきます。
遠視であればプラス度数です。
正しい知識を学んだ技術者に視力測定をしてもらう事が重要です。
③フレームについて
デザイン重視で薦めてくる店員さんより機能の説明をしてくれる店員さんに接客をしてもらう。
デザインは実際に掛けてみれば自分の好みかどうかは自分がわかります。
フレーム選びで困るのは、同じように見えるフレームの違いがわからないのです。
これとこれ同じに見えるけどなぜ5000円も値段が違うの?という疑問に的確な解説をしてくれる店員さんに接客をしてもらう事が重要です。
デザインのみで進めてくる店員さんはまだメガネの仕事の経験が浅い場合があります。
値段の違いは、フレームに使用している素材の違いやフレームのブランドの違い、生産国の違いなどです。
フレームの設計の違いもあります。
見た目だけで選ぶならお友達と選んだ方がマシです。
④レンズについて
色んな種類のレンズがありますが、基本的にオプションレンズを必要以上にススメてきたら断っていいです。
オプションレンズは良いものもありますが、無くても事足りるものなんです。
もともとなかったものだからなくても大丈夫なんです。
昭和の時代では今の一番安いレンズでも3万円していたり、決して安い物ではないのです。
なぜ安くなったのかは、それよりも新しいものが発売されたからです。
新商品がでたら、旧商品は品質が落ちなくても安くなったりします。
ですから、「もともとそれほど悪いものではないのです」
迷った時はオプションなしでも十分です。安く買えたら、その分のお金は次の眼鏡を買う時のお金に残しておいてもいいでしょう。
⑤保証について
メガネ店によって保証内容が違います。
・度数交換の保証
・フレームの破損や不良品保証
・それぞれの保証期間も違う
度数交換の保証は眼科の処方箋は度数交換不可のところもあります。理由は自分たちが測った度数ではなくお客様が店外で決めてきた度数であるからです。
メガネ店は言われた通りに作っただけですから合わなかった時はお客様の責任という事です。
しかし、眼科の処方箋に対しても度数の保証をしてくれるメガネ店も沢山あります。
メガネを購入する前に確認しましょう。
買う直前に確認すると、保証がなくても仕方なく購入する事になる場合が多いので、メガネ店に入った段階でなるべく早いうちに保証を確認しましょう!
フレームの破損保証もお店によって全然違います。
不良品以外は全く保証がないお店も多いです。
しかし中には自分で壊しても新しいメガネが半額で買えたり、何かしら保証がある場合があります。
事前に確認しましょう!
度数でもフレームでの大事なのは保証期間です。1カ月、3カ月、半年、1年などお店によって違います。
よく確認して納得がいくお店でメガネを購入する事をお勧めいたします。
まとめ
上手なメガネの購入の仕方は、まずは「無駄なお金がかからない事」を考えましょう!
同じものが別のお店では1万円も安かったなんてお話もよくあります。
同じものを安く買えるなら安い方が嬉しいですね(^^♪
必要のないオプションレンズに注意しましょう!
厳密に説明するとオプションレンズは工夫された良いレンズなんですが、、、
ご自分の生活にどれだけ役に立つのかを考えるとそれほど必要ないものが多いのです。
ほとんど違いがなくても厳密にいえば違いがあって、それを大袈裟に説明されると欲しくなります。
近くをあまり見ないのに、近くが楽なメガネを薦められる事だって多々あるのです。
店員さんは嘘になってなければ結構な良い事を言ってきたりもします。
要注意です。
最後に再度、メガネを上手に選び購入する為の5つのポイントをお伝えします。
①店の選び方
②度数について
③フレームについて
④レンズについて
⑤保証について
この5つのポイントに注意してメガネを購入すれば「良いものを安く手に入れる事ができる」可能性が高まります。
※良い物とは個人差があります。
あくまでもトーマスDの考える良いと思う事をお伝えいたしました。
メガネを購入される際にお役に立てれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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