安いメガネは悪いって本当?メガネは高い方が安心!

1級眼鏡作製技能士

こんにちは、眼鏡士ローシーです!

これからメガネを買う予定の人は必見です!

安いメガネは悪いメガネだから高いメガネ店で買おうと思ってる人は結構多いのにびっくりしています!

不況の中、お金がより大事な状況です。できるだけ安価でよいメガネを手に入れていただけたらと思っています!

この記事を読んでわかる事
①安いメガネは本当に悪い?
②高いメガネは安心して使える?
ローシー
1級眼鏡作製技能士の私ローシーが分かりやすく説明いたします!

安いメガネは本当に悪い?

安いメガネは悪いから高いメガネ店で買いましたという声をよく耳にします。

ローシー
答えから言いますと、「安いメガネは悪い」は間違いです

安いから悪いメガネ?ってなぜそう思うのでしょうか?

安いから悪いメガネとは限りません

なにをもって悪いメガネと思うのか疑問しかありませんね、、、

もちろん安いメガネの中にはすぐ壊れてしまう素材の悪いメガネもあります。

しかし、それは高いメガネでもあり得る事なのです!

安いメガネには安くなる理由があります。

高いメガネには高くなる理由があります。

ではまずここではメガネが安くなる理由について説明します。

メガネが安くなる理由
①素材が悪い
②仕入れ値が安い
③人件費が安い

①素材が悪い

皆さんが予想している悪いメガネになりえる可能性があります。

素材が悪い、メガネの知識、技術が浅いメガネ店で購入すると確かに悪いメガネに出会う事になるでしょう!

しかし素材が悪くてもメガネの技術者によって「ある程度の良いメガネ」を作る事は可能です

ローシー
悪い素材というだけで悪いメガネと決めつけるのも早いです!

②仕入れ値が安い

仕入れ値が安いから売価も安く設定できるのです。
ここで考えるのが仕入れ値が安くなる理由です。
品物そのものが安い物もあれば、素材が安いから仕入れも安い。

よく考えてみましょう!

素材が安いイコール悪い、ではないのです。

性能はいいけど素材が安いから安く仕入れられるという物があるのです。
そういった素材は大量生産商品に使われる事も多いのでさらに安く仕入れる事ができる場合もあります。

性能がいい、大量で生産している、安い素材でつくったメガネがなぜ悪いメガネになるのでしょうか?

メガネの装用感も良く、度数が生活に最適であれば安心して使える良いメガネが出来上がるのです。

ローシー
安価でも良いメガネがたくさん市場にでまわっている事を知っておきましょう!

安いから悪いと決めつけていると、かなり損する事があります。

仕入れ値が安くなる理由の1つに大量仕入れが条件で安くなる事もあります。
仮に1本で仕入れるなら5000円のフレームが100本仕入れるなら1本4500円、500本なら1本3000円など仕入れ数が多いほど仕入れ値が安くなる事もあるのです。
大手メガネ店であれば全店に1本ずつ置くだけでも100店舗あれば100本仕入れますし、500店舗ある大手なら500本仕入れます。それだけ仕入れ値が下がると販売価格も下げる事が可能なんです。

まったく同じ商品が安価で買える事も多々あります。

③人件費が安い

お店の商品の値段は人件費も影響してきます。
スタッフさんの給料を払えなければお店は成り立ちません。

1本のメガネに対して利益を少ししかのせなければ安い価格でメガネを提供できるのです。
そういうお店はたくさん販売する事によってスタッフさんの給料は払えるのです。

価格が安いと気軽に何本も購入できるのでスタッフさんの給料も出るのです。

高いメガネは安心して使える?

高いメガネは安心して使るものは、もちろんあります。
しかし高くても最悪なメガネもある事を知っておきましょう!

そもそも高いメガネが安心というイメージがどこからきたのか、、、

メガネが高くなる理由
①素材がいい
②仕入れ値が高い
③人件費が高い

眼科併設のメガネ店だから良いメガネ、有名メガネ店だから良いメガネ
だから高くても仕方ないと思っている人も多いようです。

眼科併設だから、有名メガネ店だから、という理由では安心できる理由にはなりません。

要するに眼科にメガネの度数合わせの技術者がいて、その技術者が度数を合わせたかが重要です。
そしてその眼科の先生が眼科専門医であるかという事も重要です。
有名メガネ店のスタッフさんでも技術のレベルは様々です。

良いメガネを本当に作る為には、技術者が度数だけでなく、フレームやレンズ選定まで関わる事が重要です。

この視点を考えるとメガネの処方箋をもってメガネ店に行く時点で少し条件が変わります。
処方箋を出されるとメガネ店では度数を勝手に変える事ができなくなるのです。

お客様が選んだフレームとメガネの処方箋の度数があまり合っていなくてもメガネ店スタッフには度数を微調整する事ができないのです。

出来上がったメガネをお客様のお顔に合わせるフィッティング技術もスタッフさんによって様々です。
技術者の見分ける1つの方法は「眼鏡作製技能士のバッチ」をしているかどうかです。

眼鏡作製技能士バッチ

メガネの国家資格である眼鏡作製技能士は専用のバッチを付けています。

そしてその中でも指導者レベルの1級眼鏡作製技能士が技術レベルは高い目安です。

※眼鏡作製技能士には1級と2級があります。1級は指導者レベルです。

眼鏡作製技能士の等級
眼鏡作製技能士の資格には1級と2級があります

1級
鏡市場のトレンドを把握した作製知識・技術だけでなく、コンプライアンス、眼科専門医との連携に関する十分な知識を持ち、他の眼鏡作製従事者の指導や育成も可能な、後進の目標となる眼鏡作製技能士です。

2級
眼鏡作製に必要な概略の知識・技能を身につけており、顧客のニーズをくみ取った適切な眼鏡の提案・作成が出来る、業界のベースとなる眼鏡作製技能士です。

引用元:眼鏡作製技能検定-公式サイト

①素材がいい

素材がいいと壊れにくいメガネが出来上がる事は多いです。またお顔に合わせる為のフィッティングもやりやすい素材もあります。
サビにくい素材もあれば、折れにくい素材、軽い素材、やわらかい素材など様々です。

素材がいいと、素材自体の価格が高く最終的にはメガネの価格に反映してメガネ自体が高くなる事もあります。

②仕入れ値が高い

仕入れ値が高くなる理由に素材がいい以外の事があります。
それはブランドの価格です。

合金で重くサビやすいけど有名ブレンドが作っているだけで高い場合があるのです。

メガネ自体はそれほど性能も良くないのに高価になる事があるのです。

③人件費が高い

人件費が高いとメガネ1本から利益を多くとらないと成り立ちません。
仕入れ値にどれくらいの利益を上乗せしているかが販売価格です。

たくさん利益を上乗せするとメガネ1本の価格が高くなります。

同じ商品でも販売価格が違うのは利益をどれくらい上乗せするかが大きいです。
1日に1本売れるか売れないかのメガネ店ではたくさんの利益を上乗せしないと営業はできなくなります。
1日10本以上を確実に販売しているメガネ店であれば利益を少なく上乗せしても営業できます。

メガネが高い理由が素材の良さではなく、必要経費の捻出であればメガネ自体はそれほどよくない場合もあるという事です!

良いメガネは技術レベルで大きく変わる!

メガネの出来上がりは技術によって大きく変わります。新人スタッフが作ったメガネと10年経験の先輩スタッフが作るメガネでは大きく変わります。

※度数やフレームによってはあまり違いがない場合もあります。

新人スタッフとベテランスタッフの違い
①視力測定
②レンズ選定
③メガネ加工
④フィッティング技術

①視力測定

新人スタッフとベテランスタッフの大きな差はお客様から聞き出す情報です。メガネは遠くが良く見えるだけではダメです。もちろん近くが良く見えてもダメです。生活にあった度数がそのお客様にとっての「良い度数」となります。
例えば運転の時のみかけるメガネでは遠くが良く見える度数に合わせます。
パソコンの時のみでは近くがラクに見える度数に合わせます。

お客様に質問した時に「運転の時のみ使用する」「パソコン時のみ」などの返答があります。
そのまま鵜呑みにして度数を作る人もいます。

しかし本当は運転時のみではなく、他の時もかけるなど実は他にも使用する人の方が多いのです。
この実際にはどんな時に使うのかを上手に引き出せるのがベテランスタッフです。

新人スタッフはあまりお客様に質問すると自分が答えられない質問がくるのを恐れてる場合が多いです。そのため、お客様が自発的に話してくれた内容で度数を決定し、なるべく自分は質問を受けないで度数決定を終えようとする傾向があります。汗かきかきです(^^;

気持ちは分かります。私も初めての時はそうでした。何か聞かれたらどうしよう、、、という気持ちの方が大きいです。

ベテランスタッフはお客様の生活状況を聴きだし、さらには「こんなこともないですか?」とたくさん情報を聴いた後は提案がはじまります。

結果、お客様は最初に希望していたメガネとは全然ちがう状態になる事もあります。そっちの方がいいと思ったら全く違う方向に変わる事も多いのです。

新人スタッフや言われた事しかしないスタッフ、経験が長いだけの知識技術が乏しいスタッフにあたってしまうと、もっと良いものを知る機会が失われる事もあります。

逆に経験が長いだけの知識技術が乏しいスタッフにあたると必要ない高いだけのメガネを買わされる事があります。要注意です。新人スタッフに当たった方がマシです。

高いメガネの良い事をたくさん聞かされてデメリットをほとんど話さないスタッフには要注意です
あくまでもお客様が選ぶのが基本です。

選ばされるのと選ぶのでは全く違います!

先にも説明しましたが1級眼鏡作製技能士に対応してもらうのが1番ですね。

10年以上メガネ店勤務をしていて資格を取得しない人が担当した場合、資格をとらない理由を聞いてみたいくらいです。
メガネの資格制度は2001年からありました。最初の3年くらいはメガネ店勤務でずっと行くのか迷う時期で資格取得を考えないのは分かるのですが、メガネ店勤務で生涯がんばろう!と思っていて資格を取得する勉強をしないのはなぜなんでしょうか?

資格がなくてもできるから?

できていると思っているのは本人だけかもしれませんね、、、

資格がなくてもメガネ店の運営ができるのは、いつ変わるかわからない事です。メガネの仕事は昔から半商半医と言われるくらい医学的な要素が含まれています。

資格がないと運営できませんよ!となる日がくる可能性はあるわけです。

そして資格を取る事によって技術や知識は大きく変わります。

知らなかった事、間違って覚えていた事どたくさんあります

生涯勉強をしないといけないメガネ店の仕事をするなら勉強をして資格を取得しようとする行動は自然です。令和4年には国家資格ができました。

大手メガネ店は2年間で数百人の眼鏡作製技能士を誕生させると言っているところもあります。すでに全員が眼鏡作製技能士です!と言っているメガネ店もあります。

②レンズ選定

レンズ選定も新人スタッフとベテランスタッフでは大きく変わります。ベテランスタッフの場合は視力測定で信頼を得ていますのでお客様はそのスタッフの提案を安心して聞く事ができます。

「さっきお話ししてたレンズがこれです」など話しが繋がるのです。私が眼科処方箋を嫌うのはこの点が大きいですね。もっとこのお客様にとって良いメガネがあるのに眼科の指示でしかメガネが作れない状態はお客様にとってデメリットしかありません。
もっと費用を下げて便利な商品があるのに「遠近」「中近」など指定があると「それしか売れない」という状況になるのです。

お客様が気に入られたフレームと決定した度数があまり愛称が良くない場合は度数を少し変えるかフレームを選びなおしていただくなど様々な提案をベテランスタッフはできます。

ただ経験が長いだけのスタッフや新人スタッフはお客様が選ばれたフレームとレンズの愛称が悪くても販売します。販売した後、メガネを作る段階で非常に困ります。レンズが外れやすかったり、レンズの大きさが足らなかったり、、、

ベテランスタッフは度数のデータを見た時点で不具合であろうフレームをお客様が選び出したら止めます。このタイプは今回のメガネとしてはあまりおススメではありません。

先にフレームを選んで度数を測る場合は、今えらばれているフレームは別のフレームに選びなおす事は可能ですか?など様々な提案や確認をします。

技術者の頭の中は瞬時にメリットとデメリット、できる事とできない事を判断します

この部分が新人スタッフやただ勤務歴が長いだけのスタッフとの大きな差になります。

③メガネ加工

メガネの加工での差がでるのは嫌な事ですね。しかし、商品によっては大きく違いがでます。
一昔前ではそれがさらに大きかったと思いますが、現在ではメガネの加工機メーカーの努力により新人スタッフでも1週間くらいあれば加工ができるようになります。
あくまでも簡単なメガネ加工です。

大きく変わるのは度数が強かったり、カーブが強かったり、フレームによって難易度が高いものがあります。

これは見た目もかなり違います。購入したお客様は出来上がったメガネはそんな物だと思ってしまう事が多いですが、それが分かってしまう事があります。

それは同じフレームで同じレンズ、同じ度数で予備としてもう1本つくる場合やレンズに大きなキズが入ったので片方のレンズだけを買うという場合です。

ベテランが先に作っているのか、新人が作ったメガネなのかでも大きく変わります。

ベテランが新人に合わせる事は可能ですが、ベテランが作ったレンズを入れた状態を新人が同じように入れるのは無理な場合もあります。難易度が高いフレームやレンズのカーブを強制してつくる加工です。

しっかり出来上がりを確認するお客様は気づかれます。

この技術もやはり目安は眼鏡作製技能士であるかどうかですね!

④フィッティング技術

フィッティングはメガネの命とも言われています。どんなに度数が最適でもフィッティングが下手であれば見え方や装用感が悪く気持ち悪くなったりします。
目とレンズの距離が何センチであるか耳の掛かり具合、コメカミにフレームが強く当たっていないか、見ると事はたくさんあります。

この作業が適当でヘタクソなメガネ店はあまりおススメいたしません。

私もよく電車などで見かけるのですが最悪なフィッティング状態の人をよく見かけます。

職業病みたいなものですね(^^;
気になって仕方がない時があります。

メガネやその人のしぐさを見ただけで、おおよその度数や度数があっていない事もわかってしまいます。

遠視や近視はもちろん分かりますが、スマホをみてい仕草で老眼的な事も予想がつきます(^^;

とにかくメガネを購入するなら技術者から買う事です!
技術者がいるお店というのも重要ですが、可能であればその技術者自身から接客してもらうのがいいですね。

1級眼鏡作製技能士がいるお店で1級眼鏡作製技能士に担当してもらうのがより安心してメガネを購入する事ができます。

そして重要な事の1つは、メガネを作ってよく見えるようになったからといって目に病気がないとはいえません。

定期的に眼科で検診をうける事が重要です。
メガネは眼鏡作製技能士が詳しいですが眼病は眼科専門医です!

まとめ

メガネが高い理由、安い理由をよく見極めると安くても良いメガネを購入する事ができます。
ちなみに私が昔働いていたメガネ店では通常35000円で販売していた商品を1月2日の初売りという理由だけで3990円で販売した事もありました。
12月31日の時点では35000円でしたがレンズ込で3990円の中に入れたという状況です(^^♪

ローシー
なぜ安いのか、なぜ高いのかを見極めましょう!

どこで買うか、より「誰から買うか」を意識されると良いかもしれません!(^^)!

最後までお読みいただきありがとうございました。メガネを購入する時の参考にしていただければ幸いです。

ABOUTこの記事をかいた人

1級眼鏡作製技能士として、またメガネ店のマネージャーとしてサービスを追求してまいりました。 眼科勤務10年目、在職中。空いた時間を活かし、一般用医薬品販売の専門資格の登録販売者試験に合格してセルフメディケーションもバッチリです。