安いメガネって大丈夫?高いメガネ1本より安いメガネ3本がいい説!

メガネを買う時に高価なメガネを買うか安いメガネを買うか悩む人が多いですね。

同じものなら値段が安い方がいいに決まってますよね?

でも人間って高い方が良いものって決めつけるところがあるんです。

今回は値段メガネの価値についてお話をします。

メガネを購入する時に役立てていただければ幸いです。

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値段が高いと良いものに見えてくる

例えば、、、

1個1万円のイチゴ🍓と1個100円のイチゴ🍓をどちらかあげるって言われたら?

1個1万円のイチゴ🍓を食べたい!と答える人がほとんどです。

実際に食べてもらうと、何がいいか分からないけど「美味しい」と言います。

これは値段を知ってしまったから起こる思い込みです。

1万円のイチゴ🍓と100円のイチゴ🍓を逆にして渡しても、1万円と聞いたイチゴ🍓の方を大事に食べるんです(/_;)

この思い込みはメガネの購入でも同じ事が言えます

遠くが良く見えると「いいメガネ」、遠くが見えにくいと「悪いメガネ」という様に決めつけた思い込みがあるのです。

この思い込みを利用して高いメガネを売る事は簡単なんです

本人の意志で高いメガネを買うわけですからクレームになる事はありません。

まずは高いメガネが良いメガネ、安いメガネが悪いメガネという思い込みを捨ててみましょう!

この記事をメガネの購入する時のヒントにしていただけると幸いです。

安いメガネは大丈夫?

安いメガネが大丈夫かどうか、、、答えは

「大丈夫なモノもあれば、そうでないモノもある」です。

これは「高いメガネは大丈夫?」という問いでも全く同じです。

結局はキチンといた技術者と誠意のある販売員(販売店)からメガネを買うかどうかがカギです!

メガネは透明のレンズを入れます。素人からみるとどれが高いレンズかは全く分からないのです。

信用できる担当者から「購入するメガネ」について詳しく説明をうけなければ良い商品も良いメガネにはならない事があるのです。

高いメガネ1本より安いメガネ3本がいい説

メガネは視力矯正の道具として購入する場合はレンズを重要視してください。

メガネをファッションとして購入する場合はフレームを重要視してください。

高いメガネ1本より安いメガネ3本がいいという説は、高いメガネ1本の値段でメガネが3本買える場合があります。

メガネの種類は遠用、近用、遠近両用などがあります。

使用目的にあった度数でメガネを作るのが目にとっても優しいのです。

遠用重視の眼鏡でパソコン作業を長時間すると非常に疲れます。
また、近方重視の眼鏡で車の運転をしても見えにくくて疲れます。
じゃあ遠近両用が一番疲れないかというと、そうではありません。

遠近両用は遠用がベースになっています。その為、近用部分は狭いのです。

また、顎をあげてレンズの下の部分で近くを見ます。
そして顎を引いてレンズの上の部分で遠くを見ます。

姿勢なども限定されてきて疲れるのです。
遠近両用のメリットは近くを見たい時にメガネを掛けかえなくてすむ事です。

近くを見るたびに近く重視メガネに掛けかえるのは困難です。
だから便利なんですが、、、

本来は遠くを見る時は遠用メガネ、近くを見る時は近用メガネをかけるのが望ましいのです。

あらかじめ今から2時間くらいパソコン作業をする、と分かっていたら?

→ 近用メガネを使うのが最適な選択です。

あらかじめ運転を3時間すると分かっていたら?

→ 遠用メガネを使るのが最適なんです。

本来は遠近両用を1本持っているよりも、遠用・近用・遠近両用の3種類の眼鏡を使い分けるのが望ましいのです。

そんな3本もメガネを買うお金がない!という人も多いですが高価な遠近両用を買うなら安価なメガネが3本買えるのです。

5万円の遠近両用メガネを買うのと、遠用メガネ1万円、近用メガネ1万円、遠近両用メガネ3万円でも予算は同じです。

しかも5万の遠近両用と3万の遠近両用の違いが本当にわかる人が何人いるか、というくらいです。

こっちが5万円の遠近両用です、といって実際は3万円の遠近両用メガネを掛けてもらっても分からない人が非常に多いのです。

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購入するメガネの内訳を気にしましょう!

例えば

・フレームが高い
・レンズが高い

高いフレームは

・ブランドだから高い
・素材がいいから高い

レンズが高い

・有名メーカーのレンズだから高い
・薄型レンズだから高い
・遠近両用だから高い

内訳は様々です

※メガネの値段の内訳によって全く価値が違います。

デザインだけなら安価のメガネ店の方が多かったりします。
メガネの度数の事を全く考えていないデザイン重視で作られたフレームも多いからです。

度数が同じでも違うメガネになってしまう事もある

度数が同じメガネでも説明を聞いて知っているかどうかで全く別モノになる事がある。

どういう事かといいますと

決定した度数がどんな度数か説明してくれるお店でメガネを購入しましょう!

例えば視力が「1.2」見える度数に合わせたとします。

これで遠くは良く見えます。

よし決定!

で終わる測定をするメガネ店は要注意です!

遠くが見えたら近くはどうか?

・きつくないか
・生活の中で近方作業が多くないかなど

※遠くをよく見えるようにした事で生活上に起こるデメリットを探してくれているかが重要です。

最悪なパターンは「単純にお客様がいった通りの視力に合わせて終わる検査」です。

お客様は何も知らないのですから、その希望を叶えることによっておこる事を説明して、
それでもいいのか確認してくれているか、です。

車の運転があるから1.2ではないのです。

車の運転は月に1回くらいなら他に重要視する事があるはずです。

※視力検査は認定眼鏡士など有資格者のスタッフに頼みましょう!

認定眼鏡士がいるお店

メガネ店は資格がなくても営業できます。
その為、まったく根拠のない自身をもったスタッフさんが視力測定をしているお店もあります。

自分が合わせた度数で再検査になった事がないから、自分は検査が上手い!と思っている人がいるのです。

全く間違いではありませんが、再検査がないから上手いわけではないのです。

お客様が再検査に行きにくい環境にしているお店もあるのです。

お客様が気軽に再検査に行けるお店も「良いお店」の1つです。

有資格者がいるお店で検査をする事をお勧めいたします。
※認定眼鏡士は一定の厳しい基準をパスしない限り取得が難しい資格です。

まとめ

【安いメガネは大丈夫?】

技術者が度数を測って、レンズを選定してくれたら基本的には大丈夫です。
まれに、デザイン重視のフレームで作ったメガネに不具合が出る場合もありますが、その場合はお店に交換の相談をしましょう!

フレームの不具合で発生する不良品は無料交換してくれるお店が多いです。

これは高価なメガネを取り扱うお店でも同じ事が言えますから、安いからダメとか高いから安心という訳ではありません。

【高いメガネを1本より安いメガネ3本の方がいい説!】

もちろんお金がたくさんあっていくらでも払えるという方は素材のいい高価なメガネで3本揃えてもいいですが1本5万~8万円くらいの眼鏡より
遠用メガネ、近用メガネ、遠近両用メガネという様に3種類そろえる方が生活がしやすい事が多いです。

遠近両用メガネの良い悪いはなかなか分からない事が多いのです。

高いから安心、安いから不安といった「プラセボ効果」にすぎない事が多いのです。

※個人的な意見ですのでメガネを購入する時の参考にしていただければ幸いです。

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ABOUTこの記事をかいた人

1級眼鏡作製技能士として、またメガネ店のマネージャーとしてサービスを追求してまいりました。 眼科勤務10年目、在職中。空いた時間を活かし、一般用医薬品販売の専門資格の登録販売者試験に合格してセルフメディケーションもバッチリです。