メガネを作る時の注意点!度数、フレーム、レンズについて【令和5年版】

こんにちは!眼鏡士ローシーです!

今回はこれから初めてメガネを作る人、またはメガネの作り直しを考えている人は必見です!

この記事で分かる事3点
①よいメガネ店の選び方

②度数を決める時の注意点

③レンズを決める時の注意点

①よいメガネ店の選び方

良いメガネ店の条件
●1級眼鏡作製技能士が在籍している

●価格が幅広い

●1級眼鏡作製技能士が在籍している

メガネを作る時に最初に考える事は、メガネの度数をどうやって決めるのか?ですね!

まず知っておく事は「メガネの度数はメガネ店で測れる」という事です。

専門知識がないといけない訳ですが、良いメガネ店の条件には安心して任せられる眼鏡技術者がいる事です!

令和4年からメガネには国家資格ができました。「1級眼鏡作製技能士」と「2級眼鏡作製技能士」です。

良いメガネ店を探す目安は「1級眼鏡作製技能士」が在籍している事です!

実際、1級眼鏡作製技能士の資格取得者は眼科専門医や視能訓練士よりメガネの度数合わせは上手です。

理由の一つは眼科医や視能訓練士はメガネの加工、調整、フィッティングは基本的には行っていません。メガネの処方箋を眼科で発行しても出来上がりのメガネのフィッティングをする眼科医は基本いません。どこか探したらゼロではないですが私は見た事がありません。

視力を矯正する事とメガネを作成するのは少し違う知識が必要になってきます。
眼科医は目の病気に特化しています。その中に屈折異常がありメガネの度数をきめる事があるという事です。

資格を誰も取得していないメガネ店に関しては基本的にはお勧めしません。それが眼科併設メガネ店でも同じです。

メガネの国家資格は令和4年からですが認定眼鏡士制度は10年以上前からあります。お客様の声の中には視力測定をしてメガネの度数を決めているのに無資格?という疑問が多い中、今まで資格を取得しようとしなかった姿勢が問題視されます。
資格がなくても営業ができるから資格があっても自分はいらないという姿勢に問題があるのです。

根拠のない自信で無知にメガネの度数を決めている人がたくさんいるのです。
自分はメガネの再検査数は低く度数合わせに自信があると思っている無知な人を私はたくさん見てきました。メガネの度数はよくも悪くも慣れるのです。一般のお客様は合っているかどうかはわからないのです。

一般のお客様は単純に「自分が見たいものが見えるか見えないか」だけで合っているかを判断しているにすぎないのです。という事は少し度数を強めに入れておけば度数に対するクレームは減るのです。最初に強く感じても眼は慣れてしまうのです。慣れなかった人だけが度数の変更を希望して再来店するという流れが非常に多いという事です。

大した技術ではありません。度数合わせが上手いも下手も再検査数で判断するのは難しいという事なんです。

逆に言えば、度数の変更希望をすると店に嫌がられるから、という事で再来店しない人もいるのです。お客様に気を遣わせるというのはお店としては良いとは言えないですね。

お客様の安心や信頼を得るための一番簡単な方法は知識を増やし自信をもつ事です。自信の根拠や裏付けとなるのが資格取得です。眼科母体のメガネ店だから安心というのはまやかしにすぎません。
眼科医よりメガネ店スタッフの方がレンズにもフレームにも詳しいのです。眼科母体や処方箋で作ったから安心というのは暗示効果に近しいものです。

●価格が幅広い

安価な商品から適度に高価な商品まで取り揃えているお店がお勧めです。

安い価格帯だけで勝負しているお店は商品の素材や品質はそれほど悪くなくても、お客様の数が多すぎて接客にかける時間があまりとれない事が多いからお勧めしにくいのです。行くならお客様が少ない平日ですね。

逆に高い価格帯だけで勝負しているお店は品質は良くても1つの商品で多くの利益が上乗せれている事があります。お客様の数が少なくても運営できるのはそれだけ利幅が大きいという事にもつながります。本来ならもう少し安価なものを高い価格設定にしているお店もあるという事です。
理想はメガネ1本5000円~10万円くらいまでの幅広い価格の商品を揃えているお店が望ましいです。
どんなお客様にも対応できるお店という事にもなります。

②度数を決める時の注意点

一般的なメガネの度数は基本的にメガネ店で測る事をお勧めします。条件として1級眼鏡作製技能士が在籍していて、1級眼鏡作製技能士の資格取得者に測ってもらうのがベストです。

メガネ店で測る方がいい場合
①特に目に病気がない場合

※メガネを作った後に必ず眼科検診を受けましょう!メガネ店では眼病はわかりません。

①特に目に病気がない場合はメガネ店で合わせる

重要な事はメガネを作った後に必ず眼科検診を受けるという事です。
メガネ店では眼病はわかりません。
メガネを作った後で眼病が見つかっても、メガネの度数を眼病が原因で変更する事はほとんどありません。その人の目の前にかけるレンズで生活に合った度数を作っている為、眼病が見つかった場合でも度数はメガネ店で合わせた度数が生活にあっているという事です。

眼科で測る方がいい場合
①目に病気がある人

②子供のメガネ(幼児~高校生くらいまで)

①目に病気がある人

治療用にメガネと子供のメガネは眼科で測る事をお勧めします。目の病気が絡んでくると眼科医が一番安心です。

②子供のメガネ(幼児~高校生くらいまで)

子供に関しましては、目の調節力が強い為、メガネ店より眼科で測る事をお勧めします。
場合によっては調節を解く目薬をする場合もあります。

 

③レンズを決める時の注意点

レンズには様々な種類があり、一般のお客様にはとうてい何がよくて何が悪いか判断できません。
しかもレンズは透明で本当に自分が買ったレンズが入っているのかお客様には基本わかりません。
買ったレンズを使用した袋を渡してくれるメガネ店は親切な対応ですが、袋さえ渡せば証明した事になるというのも本来は変ではあります。

レンズを決める時の注意点
①無駄なオプションは付けなくてよい

②遠近両用は良し悪し

①無駄なオプションは付けなくてよい

現在のメガネレンズの主流は撥水コートが付いたハードマルチコートレンズです。プラスティック製のレンズが9割以上を占めています。
一番安いレンズに近いものを選んでも、そこそこいいレンズです。それ以上を望む必要はあまりないのです。店員さんの説明をきいて、あまり必要ないオプションをつけて割高なレンズを購入している人が非常に多いのです。
プラスティックレンズを選んだ時点で紫外線カットが基本的に90%以上されます。安価なレンズでもUV400カットのレンズが多いのが現状です。それ以上に何を望むのでしょうか?ブルーライトカットも必要性がありませんし、汚れが付きにくいコーティングもそれほど必要ありません。普通にお手入れをすれば事足りるものです。メガネ自体、お手入れなしはよくありません。メガネの洗浄や型なおしなど当たり前に必要な事はどのメガネも同じ事です。
唯一おすすめなオプションはカラーレンズです!使用目的によってレンズに色を入れるのはお勧めです!

②遠近両用は良し悪し

近くが見えにくいから老眼鏡を作る目的でメガネ店や眼科に行った人の多くが遠近両用を勧められて購入するという事が多いのが現状です。遠近両用の説明を受けると欲しくなるのでしょう!

しかし、近くが見えにくいのを一番改善するのは近用メガネです。遠近両用
はあくまでも遠く用メガネにおまけで狭い範囲の近くが見えるメガネです。

読書をする時だけなら近く用メガネです。良く見える範囲が全然違います。
最初に欲しいと思ったメガネが老眼鏡であれば、まず近く用のメガネをお勧めします。

老眼鏡を持った上で、もう一つ持つなら遠近両用のメガネを、という順序がベターです。

まとめ

メガネをつくる時の注意点は、1級眼鏡作製技能士がいるお店を探して、度数などは有資格者に測ってもらう事です。
有資格者が誰もいないお店は要注意です。
なぜ資格をとらないのか問いたいくらいですね。
資格をもっているスタッフと無資格のスタッフ、お客様はどちらのスタッフに度数を合わせてもらう方が安心されますか?
無資格を選ぶ人はそもそもこの記事は必要ないですね。

物価高が嘆かれる現在、いかに安くて良いメガネを手に入れるかは生活に大きく影響があると思います。

※ちなみに眼科で度数を合わせると2200円程度の処方箋代がかかります。

この記事を参考にしていただけると幸いです。

スポンサードリンク



ABOUTこの記事をかいた人

1級眼鏡作製技能士として、またメガネ店のマネージャーとしてサービスを追求してまいりました。 眼科勤務10年目、在職中。空いた時間を活かし、一般用医薬品販売の専門資格の登録販売者試験に合格してセルフメディケーションもバッチリです。