メガネを買う時は3つの注意点を知っておくと失敗する確率が大きく下がります。
今回はメガネのスペシャリスト、1級眼鏡作製技能士の私ローシーがメガネの購入を失敗しないように注意点を3つ紹介いたします!
②不安だからとりあえず眼科で度数だけ合わせている人
③どこでメガネを買ったらいいか分からない人
目次
メガネを作るには?
メガネとはどんな物ですか?
一般的にいうと目が見えにくくなったらかけるアイテムです。
②目が見えにくくなくてもかけるアイテム
①目が見えにくくなったからかけるアイテム
一般的なイメージは目が見えにくくなったからかけるアイテムです。
これは小学生や中学生時代にメガネをかけている人は、視力が下がった人がほとんどだからだと考えられます。
②目が見えにくくなくてもかけるアイテム
見えにくくなってない人でもかけるアイテムでもあります。
ファッションでかける人、目の保護の為にかける人などです。
ファッションだけが理由でメガネをかける人のメガネのレンズには度数が入っていません。
目の保護としてメガネをかける人のレンズには紫外線カットやブルーライトカットなどの機能があります。
また、目にホコリが入りにくいようにかけるメガネも保護用メガネと言えるでしょう。
メガネを作る為に必要なものは?
メガネは大きく分けて2つのもので形成されています。
フレーム(メガネの枠)とレンズです。
②レンズ
①フレーム(メガネの枠)
メガネのフレームがお顔に合っていないと最終的に良いメガネはできあがりません。
※例外として伊達メガネ(度なしメガネ)はフレームがお顔にあっていなくてもそれほど悪くはありません。
②レンズ
度数が合っていないと高額なレンズを選んでも良いメガネはできあがりません。
メガネを買う時の3つの注意点!
メガネという商品はメガネフレームの品質、レンズの品質が良い物を買えば良いメガネが手に入るとは限りません。
そのため、何も分からない人は病院で度数を合わせると安全、と思ってしまうのです。
②度数の決定からレンズの選定
③フィッティング
①フレーム選び
フレーム選びだけ別のスタッフさんという状況もありますが、実はフレーム選びも「知識と技術」で違ってきます。
また、加工ができないスタッフさんが担当すると、実はできないものを受けてしまったり、自分が加工できないフレームを避けて販売する場合があります。
お顔に合わないフレームで無理矢理に販売につなげたりして、決して良いメガネにつながらない事が多いのです。
②度数の決定からレンズ選定
度数とメガネフレームとレンズ選定は大きな繋がりがあります。
検査をして決定した度数でも選ばれたフレームによっては、少し度数を変更する場合があります。
また、選んだフレームに対してレンズを選定したり、度数に合わせてレンズを選定したりするので、度数だけ眼科で決定してメガネ店に行く人は不利な状況の中でメガネを作る事になるのです。
③フィッティング
出来上がったメガネを購入したお客様のお顔に合わる作業です。
どんなに良い度数で決定したメガネができてもフィッティングが下手で合っていなければ、気持ち悪くなったり、頭が痛くなったり、歪みを大きく感じたりします。
メガネの命はフィッティング!と言われるくらい重要です。
特に遠近両用メガネや強度の人は要注意です!
購入時に合わせたから大丈夫と思わないようにしてください。
受け取り時にフィッティングを必ずしてもらいましょう!
メガネを購入する時に最重要視する点
メガネはどの店で買った方がいいか、を迷うより誰から買った方がいいか、です。
つまり、メガネを購入する時に誰に自分を担当してもらうかが1番重要なんです。
そして、自分にどれだけ時間をかけてもらえるかが非常に大きいのです。
メガネのスペシャリストからフレーム選びから度数決定、メガネ加工、フィッティングを担当してもらうのが1番良いでしょう。
メガネのスペシャリストとは日本では1級眼鏡作製技能士です。
お店を探す最優先条件は1級眼鏡作製技能士が常時いるお店、という事になりますね。
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メガネ店の選び方
メガネを購入する時にどこで買うか考えると思います。
不安だから眼科で度数を測って隣接したメガネ店で購入という形になる人も多いようです。
もし隣接したメガネ店で作るのであれば、直接メガネ店で度数を決定してもらう事をおススメします。
目の病気は眼科で診てもらいましょう!
とにかく度数を合わせる人がフレームもレンズも選定するのがベターです!
②購入する金額があったお店
③時間をかけて接客販売をしてくれそうなお店
①メガネのスペシャリストがいるお店
どんなに良いものでメガネを作っても機械まかせで知識技術がないお店で購入すると対応できないものを「慣れてください」でかたずけられる事もあります。
1級眼鏡作製技能士がいるお店を探しましょう。
※実務経験がながく自称ベテランのスタッフさんにあたらない為には国家検定資格の「眼鏡作製技能士」の資格取得者がいるお店に行くのが無難です。
1級眼鏡作製技能士が在籍しているお店では、無資格のスタッフさんもメガネのスペシャリストから教育を受ける事ができる環境があるという事です。
金額が安い高いで判断しない事です。技術者がいるかいないか、が大きく影響します。
②購入する金額があったお店
買いたいメガネ(商品)があってもお金が足りなければ買えません。
いくらでメガネを購入するかを決めてお店を探しましょう!
③時間をかけて接客販売をしてくれそうなお店
1級眼鏡作製技能士がいるお店でも自分に対してどれくらい時間をかけてくれるかが大きいのです。
いくらベテランスペシャリストでも時間がなければ力を発揮する事ができない場合もあります。
お客様が多いお店ではなるべく少ない時間帯を見計らって行きましょう!曜日や時間帯で大きくお店の状況が変わります。
遠近両用メガネを作る場合の注意点
度数を眼科で合わせた方がいますが、遠近両用メガネを作る場合は直接メガネ店で度数を合わせた方がいいです。
処方箋で遠近両用メガネを作る場合の大きなデメリットは処方箋には必要なデータが欠けているのです。
遠近両用メガネを作る場合、検査で使ったレンズと実際購入するレンズが違う場合、見え方が違います。
せめて使ったテストレンズの累進帯の数値くらいは欲しいですが、ほとんどの処方箋には累進帯の数値は記載されていません。
バイフォーカルタイプかマルチフォーカルタイプの指示があるくらいで、処方箋によっては何の指示のない場合があります。
選ぶフレームも見ていない状態で度数だけ合わせて良いメガネを作る根拠がありません。
眼科の先生も実際に出来上がったメガネでの視力は確認しますが、フィッティング具合はほとんど見ません。
仮に不具合があった場合、メガネ店で調整する指示があるだけ、という事が多いです。
まとめ
メガネは技術知識で大きく良し悪しが変わってくる商品です。
メガネのスペシャリストがいるお店(1級眼鏡作製技能士がいるお店)を探す事をおススメいたします。
そして遠近両用メガネを作る場合は特に技術、知識を必要とします。
度数は眼科で合わせてメガネ店へ処方箋を持っていく流れはあまりおススメいたしません。
レンズのどこかに処方箋度数が入っているだけのデタラメなメガネが出来上がる事が多々あります。
重要な事はメガネ店で度数を決定して快適なメガネが作れたとしても、定期的に眼科検診をうける事です。
眼病はメガネ店では判明しません。医療行為はできないのです。