眼科とメガネ店での視力検査の違いは?と疑問をもっている人が多いです。
今回は眼科の検査とメガネ店の検査の違いについて解説いたします。
また視能訓練士と眼鏡作製技能士の検査の違いは?
眼科とメガネ店の検査の違い
メガネを作る検査という事を前提に眼科とメガネ店の検査の違いについて解説いたします。
メガネ店の検査についてはほぼ同じです。
よく眼科は目の中まで診て度数を決定すると言いますが、通常眼病のない人の場合はほとんど違いはありません。
眼病のない人を前提に解説しますと、目の中を見たから度数が変わる事はほぼありません。
検査中で得た患者様からの情報で度数を決定する為、目の中に病気があるからと言って度数はほぼ変わりません。
眼科が安心などという事を解説するメガネ系ユーチューブチャンネルをたまに見かけますが、何をもとに解説しているのか疑問です。
眼科で働くとより分かりますが、眼病があるからメガネの度数が変わる事は非常に少ないです。
眼病があっても無くても、目の前に置くメガネの度数に大差はないのです。
分かるとしたら、なぜ視力が上がらないのか理由が分かるだけで、度数自体は変わらないのです。
1級眼鏡作製技能士の多くの人が眼科医よりも自分の方が度数合わせは上手いと思っている人も多いと思いますし、眼科医の中にはメガネ店経験者に任せきりで逆に質問をしている場合もあります。
医師が詳しいのは眼病です。屈折異常がわかってもメガネの度数、メガネの装用感、メガネのフィッティングなどは1級眼鏡作製技能士の技術の方が上の場合が多いと思われます。
統計を取った訳ではありませんので個人的な感想としてお読みください。
メガネ店で勤務している時に眼科医10人とお話する事がありましたが、10人中10人ともメガネの事は詳しくありませんでした。逆に教えてほしいと言われる事もあったくらいです。
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視能訓練士と眼鏡作製技能士の検査の違い
視能訓練士と眼鏡作製技能士は全く別物です。視能訓練士は眼科で活躍する事が多く、眼鏡作製技能士はメガネ店で活躍する事が多いです。
ここでもメガネをつくる前提で解説しますと、検査の違いはほとんどありません。
視能訓練士は屈折異常を矯正する技術はありますがメガネの度数に関しては未熟な人が多いと感じました。理由はメガネの加工ができる人がほぼいないのです。
メガネを販売する中で結構おおきい技術がメガネ加工です。メガネの加工が上手なスタッフほど色んな販売ができます。
作れるか作れないかの判断力に優れているのがメガネの加工者です。メガネの加工ができない人は作れないメガネを販売したり、使いにづらいメガネを販売したり、と販売ミスも多いのです。
メガネ店のスタッフですら販売ミスをする事が多々ある中、メガネの販売をした事がない視能訓練士が合わせた度数がどのような出来上がりのメガネになるのかどうやって想像するのか、という点で最適な度数が出せていないのです。
もっといえば作製できない度数を決定しているメガネ処方箋が発行されている事も何度か見た事があります。
メガネは度数がすべてではないのです。
決定した度数についてのメリット、デメリットの説明ができる事が大きく影響するのです。
この処方箋で遠近両用メガネは作れません、というメガネ処方箋を何度もみた事があります。
メガネはメガネのスペシャリストである1級眼鏡作製技能士に、眼病は眼科専門医に診てもらうのがベターだと考えます。
オートレフの数値だけ見て、装用テストもしないで処方箋を書く眼科医もみた事があります。
眼科もメガネ店も共通するのは誰が担当してくれたかが大きいのです。
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まとめ
眼科の検査とメガネ店の検査はほぼ同じです。
違いは眼病を検査するのは眼科、メガネを作るのはメガネ店です。
メガネを作る為であればどちらがいいかは一目瞭然です。
メガネはメガネ店でつくり、眼病は眼科で検査すればいいのです。
視力が上がらないからと言って眼科医が仮メガネの度数を決める事があります。
眼科医が出した仮メガネの度数とメガネ店のベテランスタッフが出した度数はどちらがいいかと言えば、、、、答えはご自分で考えましょう!
仮メガネの仮という言葉があくまでも仮でしかないのです。
メガネのスペシャリストが出す度数は仮であっても詳しく装用テストもする人もいます。
メガネを作る時に参考にしていただけると幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。