ブルーライトカットメガネは必要なのか?生活習慣の改善を先に!

こんにちは、眼鏡士ローシーです。

皆さんはブルーライトカットメガネを使用していますか?

僕は使用していません。

なぜなら、メガネを改善する前にやる事があるからです。

それは生活習慣の改善です!

まずは生活習慣の改善を実行しましょう!

メガネはその次です。

今回は、ブルーライトカットメガネと生活習慣の改善について簡潔に解説いたします。

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ブルーライトとは何か?

簡潔にいうと波長の短い強い光です。

私生活で問題視されているのがパソコンやスマートフォンの画面から発している波長の短い青く見える光です。

ブルーライトによって視力の低下や目の疲れ、安眠妨害が問題視されています。

その対策としてブルーライトカットメガネが登場してきました。

パソコン作業の多い人やスマートフォン作業が多い人はブルーライトカットメガネを使用する人が増えているのが現状です。

目の疲れはブルーライトのせい?

目の疲れ、安眠妨害はブルーライトのせいでしょうか?

パソコンがなかった時代でも疲れはあります。

もちろん安眠妨害になる事も多々ありました。

まずブルーライトカットメガネが登場する前の疲れや安眠妨害について考えましょう!

・近くを見る事が多い

・メガネの度数が近方視に対して適度ではない

・寝る前に本を読む

・暗いところ又は明るすぎる場所で雑誌を読む

などなど疲れや安眠妨害になる要素は沢山ありました。

スマートフォンに限らず、集中して雑誌を読む人は瞬きの回数も少なく、目の乾燥を招く状態です。

パソコンやスマートフォンがない時代でも疲れや安眠妨害があったのです。

ブルーライトは関係ない?

目がさえる、睡眠妨害にブルーライトは関係があると言われています。

ブルーライトは睡眠ホルモンの「メラトニン」の分泌量を抑制する効果があると言われているのです。

簡単に説明しますと、メラトニンの量が多いほど眠たくなるという事です。

このメラトニンの分泌量を抑える効果があるため、
睡眠に入る2時間前からスマートフォンやパソコンの使用を控えないと安眠を妨害する、
と言われています。

昼間、ブルーライトが含まれる太陽光を浴びている状態で目がさえて、
寝る前はスマートフォンから出るブルーライトで目がさえるという状態です。

こういった原因を考えるとブルーライトをカットする対策としてブルーライトカットレンズも1つの対策です。

しかし、ブルーライトカットレンズにもブルーライトカット率があります。

生活状況にあっていないと結局は大して生活上の効果は期待できないのです。

ブルーライトカットレンズにも大きく分けると2種類あります。

・ブルーライトを反射するタイプ

・ブルーライトを吸収するタイプ

ブルーライトカット率は吸収するタイプの方が大きいのです。

睡眠妨害の対策には吸収タイプを選びましょう。

しかし、ブルーライトカット吸収タイプは薄茶色やブルーの色がついている為、

お仕事で使用は難しいなど常用メガネには適していません。

透明タイプのブルーライトカットレンズは反射タイプになります。

ブルーライトカット率は吸収タイプと比べると劣ります。

生活にあったレンズを選ぶ、とはブルーライトカットレンズにも言える事なのです。

まとめ

ブルーライトにはメラトニンの分泌量を抑える効果がある。

メラトニンの分泌量が多いほど眠たくなります。

スマートフォンなどから発するブルーライトでメラトニンの分泌量を抑えられると

目がさえてしまい安眠の妨害になります。

この対策としてブルーライトカットメガネを選択する事は良しとしまして、問題は

ブルーライトをカットしているから目の疲れが軽減される、安眠の妨害にならないとい思い込み

生活習慣にパソコンやスマートフォン作業の量が増える事です。

ブルーライトカットメガネをしているから寝る前にスマートフォンを見てしまう、、、

ブルーライトカットメガネをしているから寝る前にパソコン作業をしてしまう、、、

では何の改善にもなりません。

本当の改善は生活習慣の改善から、です!

ブルーライトうんぬん以前に、近方作業は疲れや頭痛につながる事を忘れてはいけません。

物事に集中して雑誌を読み続けると瞬きの回数は減ります。

瞬きの回数が減るという事は角膜の乾燥で目がシパシパしたり、ごろごろしたりするのは当然の結果です。

ブルーライトをカットをしているのに疲れた、安眠できない、というのはもともとブルーライトが原因の疲れや不眠ではないのかもしれない、という事です。

疲れをとるのが目的のメガネであれば重要なのは2点です。

①生活に対して度数があっているか

②目が疲れる原因はメガネで改善できるのか、または生活習慣の改善が必要なのか

①の生活に対して度数があっているか、というのは遠近両用メガネをしているから遠くも近くも大丈夫ではない、という事です。

遠近両用メガネは遠用メガネをベースに近方度数はオマケ的についています。

という事は近方は見えるけど、近方作業には不向きという事です。

遠近両用メガネで近方作業を長時間している場合、生活に対してメガネは合っていない事になります。

あくまでも近方は見えているだけです。生活に合った状態は本来、近方作業をする時は近用メガネをするのが最適です。

メガネの掛け替えのわずらわしさをなくしたのが遠近両用メガネです。

その分、歪みなどのデメリットがあります。

生活習慣の改善をすれば、目の疲れや安眠妨害に合わずにすむのであれば、

その人にとってブルーライトカットメガネが必要かどうかが変わるかもしれませんね。

・睡眠2時間前からスマートフォンやパソコン作業を控える

・近方作業を長時間つづけてしない

この2点をまず試してみましょう!

その次の対策にブルーライトカットメガネが効果的であるかもしれません。

あくまでも個人的見解です。

少しでも目の疲れが減り、安眠できれば幸いです。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

1級眼鏡作製技能士として、またメガネ店のマネージャーとしてサービスを追求してまいりました。 眼科勤務10年目、在職中。空いた時間を活かし、一般用医薬品販売の専門資格の登録販売者試験に合格してセルフメディケーションもバッチリです。