こんにちは、1級眼鏡作製技能士のローシーです！
最近、眼科で働いて特に思う事があります。
メガネの度数はメガネ店で合わせた方が希望がかなう、という事です。
その理由を３つ解説いたします。
メガネをつくる予定の人はこの記事を読んで参考にしていただけると幸いです。
目次
メガネの度数をメガネ店で合わせた方がいい３つの理由
度数を合わせるのはメガネ店でも眼科でもどちらでも出来ます。
眼科は病院だから安心と思って眼科でメガネの度数を合わせようと考える人も多いです。
しかし、眼科でメガネの度数を測るとデメリットが多いのです。
メガネの度数をメガネ店で合わせた方がいい理由が３つあります。
②フレームに合わせた度数を決定できる
③フレームとレンズに合わせた度数が決定できる
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①眼科では度数を決めてもレンズを指定はしない
眼科の処方箋は度数は指定できてもフレームやレンズの種類を事細かに指定する事はできません。
その為、検査員が思ってもいなかった状態でメガネが出来上がっている事があるのです。
②フレームに合わせた度数を決定できる
メガネ店で度数を合わせる場合、一度決定した度数をフレームに合わせて再度微調整する事ができるのです。その為、度数とフレームの相性がよくなります。眼科の処方箋を持って行った場合、度数を変えるには再度眼科受診が必要となります。
③フレームとレンズに合わせた度数が決定できる
②と同様に一度決めた度数をフレームとレンズが決定した時点で再度見直す事ができるのです。
フレームを選んでいる最中に使用目的を変える人も出てきます。
そんな時も再度度数を微調整できるのでメガネ店で度数を合わせる方が何かと融通がきくのです。
眼科でメガネ店よりメガネに詳しい人が少ない
メガネは度数だけが重要ではありません。
それが分かっていないからメガネの度数を眼科で合わせる提案をする眼科スタッフがいるのです。
メガネに詳しい人であれば、フレームも度数もわからず度数だけ合わせる行為が良いか悪いか分かります。
メガネに詳しくない人ほど眼科の処方箋をすすめたがる傾向があります。
メガネの命はフィッティングです。
フィッティングを考える時、一番に思うのはフレームの形状と使用者のお顔です。
これが合っていなければ大変です。
メガネに詳しい人ほど、フレームとレンズと度数にこだわります。
自分が合わせた度数が最高な状態にするにはフレームとレンズが大きく影響しますし、最後のフィッティングも大きく影響します。
たいして変わらないと簡単にいう人ほどメガネに詳しくないと言えるのかもしれないですね。
そもそも眼科で度数をあわせるのは医師ではありません。スタッフが合わせた度数と機械で出した数値をみて医師が判断します。
機械ででた数値なんていくらでもズレます。
そのズレた数値を見ながらスタッフが合わせた度数を見比べながらＯＫを出している眼科がほとんどです。
メガネ店で測った場合、度数に関しても測ったスタッフに責任があります。フレームとレンズの選定にも力がはいるでしょう。
しかし、処方箋の度数でつくる場合、度数に関しての責任はメガネ店のスタッフにはないのです。
見え方が悪ければ、眼科に言ってください、という姿勢になるのです。
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1級眼鏡作製技能士のいるお店が増えた
国家検定資格である1級眼鏡作製技能士がいるお店が増えてきました。
1級眼鏡作製技能士はメガネのスペシャリストです。メガネに関しては眼科医よりも詳しい場合が多いです。
1級眼鏡作製技能士とメガネ店勤務が長い熟練者では全くの別物です。
一生懸命医学の勉強をした一般の人と医師が比較にならないのと同じです。
独学と自己経験値で勤務する熟練者と専門的に勉強して資格試験に合格した眼鏡作製技能士とでは知っている知識が違います。
今まで実体験であっていると思っていた事が全く違っていたという事が多々あるのです。
たまたま上手くいっていた状態やたまたまクレームにならなかった間違った対応もあっていると思い込んでいまている熟練者も多いのです。
令和6年9月の現時点では有資格者に担当してもらう事がいいと考えられます。
眼科検診は定期的に！
メガネを作ってよく見えるようになったからといって眼病がないとは限りません。
メガネ店でメガネ店をつくって満足できても、定期的に眼科検診をうける事をおススメいたします。
眼病チェックは眼科で、メガネの事に関してはメガネ店で解決するのがベターだと言えます。
まとめ
メガネの度数をメガネ店で合わせた方がいい３つの理由はフレームとレンズがわからずに度数をあわせても良いメガネが出来上がる可能性は低いです。
たまたまいい度数で決定する事もあります。
しかし、あくまでも偶然です。
本当に良いメガネを作りたいのであれば1級眼鏡作製技能士が担当してくれるメガネ店で度数を測り、フィッティングまでしてもらえるといいです。
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