コンタクトレンズの上に掛けるメガネの度数あわせ

こんにちは、眼鏡士トーマスDです。

コンタクトレンズを目に装着した状態でメガネをかける、という方にアドバイスがあります。

コンタクトレンズの上にメガネを掛ける場合にはメリットとデメリットがあります。

【メリット】
コンタクトレンズが弱い場合、メガネで補正して遠くをよく見えるようにできる

コンタクトレンズが強い場合、メガネで補正して度数を弱くすることができる

【デメリット】
コンタクトレンズの度数が変わるとメガネの度数も変えないといけなくなる

実はコンタクトレンズの度数が変わってもメガネの度数は変えなくていい度数の合わせ方があります。

今回は、コンタクトレンズの上からメガネを掛ける場合の「度数の要望の出し方」を解説いたします。

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コンタクトレンズの度数を中間の度数に合わせる

コンタクトレンズだけで満足できる場合は、メガネで補正をする必要はありません。

コンタクトレンズの度数を決める時に生活上、どうしても希望通りにはならない事があります。

例えば、

車の運転はほとんどしないけど、たまには運転もする。

普段はパソコン作業やスマホ作業など近方作業が多い。

→近方作業も重視して度を合わせると車の運転時が遠くが見えにくい

→車の運転がしやすいように合わせると近方作業の時に目が疲れる

どうしていいかわからない、、、と困った事がある人も多いと思います。

そんな時は度数は強くならないように、完全に矯正した状態より2つ下げた度数を希望してみてください。

そうすると遠くも近くもそこそこ使いやすい状態のコンタクトレンズの度数が出来上がります。

そして運転時はメガネ(度数2つ『S-0.50』が入った状態)で補正いします。

パソコン時はメガネ(度数2つ『S+0.50』が入った状態)で補正します。

左右同じ度数にするのが肝です。

あくまでもコンタクトレンズを2段階度数を強めるか、弱めるかのメガネを作ればいいのです。

そうすればコンタクトレンズの度数が変わっても、2段階度数を強めるか、弱めるかのメガネは持続して使えます。

コンタクトレンズの上に掛けるメガネの度数を左右違うようにすると、
コンタクトレンズの度数が変わった時にメガネの度数も変えないといけない状態も発生します。

もし、メガネの度数を左右別々の違う度数にした場合、
コンタクトレンズの度数が変化した時に左右のバランスが大きくずれる場合が出てくると思ってください。

コンタクトレンズの上に掛けるメガネ(まとめ)

コンタクトレンズの上にメガネを掛ける事によって、

より遠くが見えるようになったり

より近くがラクになったり

という補正ができるようになります。

しかしデメリットがあります。

→コンタクトレンズの度数が変わるとメガネの度数も変えないといけなくなる

このデメリットを解消する方法があります。

・左右の度数を同じ度数で作る

・コンタクトレンズの度数を完全に矯正した度数から2段階弱くして合わせておく

そしてメガネの度数は4パターンあります。

・遠くをよく見えるようにする場合
→左右とも「S-0.50」、「S-0.25
・近くをラクにする場合
→左右とも[S+0.50」、「S+0.25

単純に1~2段階度数を上げ下げするメガネをつくる。

検査員の方に伝える事(2点)

①完全に矯正した度数より「2段階」度数を弱くしてほしい

②メガネでこの2段階を補正します(弱くするか、強くするかを検査員と相談する)

このメガネを作る時の注意点はPDを測って合わせてもらう事です。

※今回は近視の眼の人についてのアドバイスになります。
遠視の人にはあてはまりませんので注意してください

 

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ABOUTこの記事をかいた人

1級眼鏡作製技能士として、またメガネ店のマネージャーとしてサービスを追求してまいりました。 眼科勤務10年目、在職中。空いた時間を活かし、一般用医薬品販売の専門資格の登録販売者試験に合格してセルフメディケーションもバッチリです。