こんにちは!眼鏡士ローシーです!
令和4年4月から民間資格でした認定眼鏡士制度に変わって国家資格が制度化されました。
それが眼鏡作製技能士です。
今回は、「単純にメガネの仕事をしている人は取得しないで大丈夫ですか?」というお話です!
眼鏡作製技能士とは?
眼鏡作製技能士とは簡単に言うと「メガネ作製においての総合エキスパート」です!
お客様に対して最適な「提案・販売・ケア」を行います。
以前は2001年~2022年3月31日まで民間資格の「認定眼鏡士制度」がありました。
お客様の要望の中にはメガネを販売する人は資格を持っていて欲しいという声が多い状態でした。
2022年4月から眼鏡作製技能士という国家資格が制度化されました。
普通に考えると国家資格ともなると、メガネ店の営業には資格取得がいずれ強制的になっているだろうと予想する人もいます。
メガネ店勤務の人は眼鏡作製技能士を取得しなくて大丈夫?
2022年4月からメガネの国家資格が制度化されました。
これはいずれ資格取得者がいないと営業ができなくなるんじゃないかなぁと思っていたら色んなメガネ店がスタッフの資格取得に力を入れ出しました。2年後には500人の眼鏡作製技能士を誕生させると意気込むメガネ店があったり、すでに700人の眼鏡作製技能士がいるといっている大手眼鏡店もあります。
2025年には各店舗に1人眼鏡作製技能士を在籍させると言い出したメガネ店もあります。
このままいけば、国がメガネ店の営業に「各店に眼鏡作製技能士を在籍させること」が義務づけられても企業はあまり困らない状況になりつつあります。
ここで一言!「あなたは眼鏡作製技能士を取得しなくて大丈夫?」と言いたいです!
眼鏡店で勤務していて今後も続けるつもりであれば、資格取得しないと昇級が望めないのでは?と思ってしまいます。
そもそもメガネ店の仕事ではお客様対応で店長が部下より知識や技術が劣っていると話にならない場合が多々あります。
一般スタッフのフォローをしないといけない店長が資格を持っていなかったら、部下に尻ぬぐいをしてもらう状態がでてきます。
まずそんな状態は矛盾しているので、結局は店長は眼鏡作製技能士であるのが条件になってくると予想されます。
後輩が自分を差し置いて店長に昇進していく状況になっているという事です。
まだ資格取得の勉強に取り掛かっていないメガネ店のスタッフさんは今後大丈夫なんでしょうか?
眼鏡作製技能士の取得は簡単ではない!
眼鏡作製技能士の受験資格はメガネ作製業務に5年以上の実務経験がある人、または3年制以上の全日制眼鏡専門学校を卒業している人、又は当該専門学校を卒業見込みのある人です。
そして公益財団法人日本眼鏡技術者協会会長が受検を認めた者となります。
5年以上の実務経験がある人が受検資格があるのはいい事ですが、基本的に実務経験が5年以上あっても学科試験には簡単に合格はできません。
眼鏡の仕事は「とりあえず」であれば大した勉強をしなくても出来てしまいます。あくまでも出来るだけでレベルが高い訳ではなりません。この各スタッフさんのレベルの違いが大きく問題があるのです。
このレベルがわかる目安として眼鏡作製技能士の資格取得があります。合格している人はある一定の基準をクリアしている眼鏡士という事になります。
簡単ではない上に仕事をしながら毎日勉強をしないといけなくなるので結構たいへんです。
ちなみに私が取得した時は、仕事をしながら夜中の3時~4時まで勉強をしていました。
大変でした。しかし取得したら根拠のある自信をもちながら接客ができて仕事のレベルも雲泥の差となりました。
それくらい単純なメガネ経験者と眼鏡作製技能士とではレベルが違います。
眼鏡作製技能士には1級と2級があります。1級を取得すれば指導者レベルです。
眼鏡処方に関しては眼科専門医よりも詳しいです。
眼鏡処方にはメガネ加工の知識が結構大きいのです。メガネ加工の知識にはメガネフィッティング技術にもつながります。
眼鏡作製技能士はメガネの作製に関しては基本的に1番詳しいのです。
病的な治療用メガネの処方に関しては眼科専門医の方が詳しいです。
まとめ
大手メガネ店でも各店舗1名以上の眼鏡作製技能士が在籍できる状態に取り組みだしている状況です。
いつ眼鏡作製技能士が在籍しないといけない義務化があってもメガネ店は困らない対策に取り組まれている状況です。
近い将来、眼鏡作製技能士が在籍していないとメガネ店が営業できない未来がくるのかもしれませんね。
もしそうでなくてもメガネ店勤務を今後もつづける予定の人は資格取得をお勧めいたします!技術や知識は高いに越した事はないからです。
自分の仕事レベルを上げるためにも、後輩から抜かれないためにも眼鏡作製技能士になる事に取り組まれる事をお勧めいたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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