眼鏡作製技能士のローシーです!
国家資格ができたメガネ業界ですが、気になるのは難易度ですね(>_<)
実際に合格率は低い状況です。
難易度は技術と知識さえあれば簡単な資格試験ですし、現状の眼鏡経験者には難関な試験です!
眼鏡作製技能士はメガネのスペシャリスト
眼鏡作製技能士の1級のレベルは眼鏡店のスタッフを教育できるスペシャリストです。
現在、メガネの視力測定やメガネ加工の機械は非常に優れています。
メガネの度数はレンズメーターに置くだけで度数が分かる優れものです!
以前のようにメモリを合わせながら目を凝らしてレンズの度数を測る事はなく、デジタルレンズメーターのみで運営しているメガネ店もあるのです。
視力検査も性能がいいオートレフラクトメーターやフォロプターを使用して度数を決定しています。
もちろん優れた機械でメガネを作ったり、度数を決定するのは問題ありません。
眼は機械を扱うスタッフ次第で度数は変わってしまうのです。調節力などがその1つの例です。
遠視の人の方が近視の人より難しかったり知識や技術は結局必要なんです。
この難しい事に対応できない限りメガネ店でお客様の信頼も得るのは難しいです。
店長になる事も事実上は難しいのです。
お客様対応も認定眼鏡士制度の時には含まれていました。
眼鏡作製技能士になるという事はメガネのスペシャリストになるという事です。
簡単なお客様の対応は新人スタッフや中堅スタッフでも対応できます。
機械が故障したから今日はできませんでは話になりません。
メガネは生活に密着したないと非常に困るアイテムなんです。
機械が動かないから視力測定ができない、というのは技術者ではないですね。
だから資格取得は難易度も高いのです。
なぜ最近のメガネ経験者では難易度が高い?
最近のメガネ経験者は眼鏡作製技能士試験の難易度が高い状況です。
理由は簡単です。普段から優れた機械に頼っているからです。
フォロプターで検査するとクロスシリンダー法の検査はメチャクチャ簡単にできます。
しかし、眼鏡作製技能士の実技試験の視力検査ではフォロプターは使えません。
手動のクロスシリンダーで行います。乱視度数を二つ加えたら球面度数を1つプラス方向へ、という流れも手動でしないといけません。
フォロプターは自動でこの動作を行います。正直に言って手動のクロスシリンダーができる人が何人いるのやら、、、というレベルだと予想します。
フォロプターが故障したらどうするつもりなんでしょうか、、、
雲霧法というやり方も意外とできていないお店が多いのが現状です。
雲霧できていないのです。
技術レベルの低下はフォロプターを使って視力検査を行うからです。
実際、デジタルレンズメーターがなければメガネの度数を測る事もできない人も多いです。
しかし眼鏡作製技能士の加工の部門ではデジタルレンズメーターはありません。
1級の試験ではPDメーターも使用できません。(2級の試験ではPDメーターに使用はできます)
このように技術と知識がないとできない事ばかりです。
私がこの試験の難易度は実際は簡単では?と思うのは合格点が6割でいいという所です。
国家資格であれば最低7割が合格点であってほしいものです。
6割でいいのは緩いですが、それだけ難しいという事もありますね。
視力検査の試験も遠視や不同視、遠近や中近などの累進レンズを必要とする検査がお題となってほしいものです。
フィッティングの試験もフチなしメガネやナイロールフレームでのフィッティングをお題とするべきだと思うのは私だけでしょうか?
メガネ加工もフルリムのフレームだけでなく、フチなしフレームの加工やナイロールフレームのレンズの溝堀などもお題にしてほしいくらいです。
技術者であればできて当然です。
眼鏡作製技能士として店頭に立つのであれば、すべてのスタッフにフォローができて当たり前です。
簡単なもので試験に合格しても、それで合格した本人が困るでしょう。
まとめ
眼鏡作製技能士の資格試験の難易度が高い理由は普段から優れた機械に守られすぎている人が試験を受けるからです!
常に技術や知識を磨いている人なら問題ないでしょう!