メガネをかけると目が悪くなるからかけたくない!
メガネの度数を強くすると度がすすんでいくから今のままで我慢する、、、
と思って「見えないのを我慢している人」が多いようです。
「度数を強くすると、またそのメガネが見えにくくなってまた度数を強くしないといけなくなる」
と誤解されている人が非常に多いようです。
安心してください!メガネをかけると度が進むという事はありません。
今回も認定眼鏡士ローシーが誤解を簡単に解いていきます。
メガネをかけると目が悪くなるという誤解はなぜ生まれるのか!
例えば、メガネをかけない人がいます。その人が「最近なんだか遠くが見えにくくなったなぁ」と思ってメガネ店で視力検査をします。
視力検査の結果、【 右目0.2 左目0.1 両目で0.3 】でした。
この人は両目で0.3という視力で普通に今まで生活していたのです。
そこでメガネをかけて【 右目1.0 左目1.0 両目で1.2 】という状態に視力矯正をしました。
「めちゃくちゃ見える!!」「別世界だ!!」と感激されます。
今まで0.3というぼやけた映像で普通に生活をしていた事にはじめて気づいたので感激の嵐です!!
メガネをそのまま作って快適な視生活を送るわけですが、、、
メガネを外すと「うわ!!見えにくい」「ぼやけて生活できない!」と感じます。
今まで少しは見えづらかったものの、生活は普通にできていたのに、、、
メガネをかけたから「目が悪くなった、、、」と思い込んでしまいます。
誤解が生まれた瞬間です!!
これは目が悪くなったわけではありません。今までの両目で0.3という状態はもともと見えにくいし、ぼやけていたのです。
1.2という視力の快適な生活を頭が知ってしまったので、今までの0.3という視力の生活は見えにくく、物足りない状態になったのです。
メガネのせいで度が進んだわけではありません。
視力が低下する原因として親からの遺伝以外をご紹介
父親または母親の目が悪いと子供も悪くなりやすいと言われています。これに関する遺伝子も見つかっています。
遺伝子が原因の場合は子供のころから視力低下が進行するため、大人になって急激に視力が低下したという方は当てはまらないと思われます。
では大人にたって急激に視力が低下した人はどのような原因があるでしょうか?
視力低下の原因には眼精疲労などで一時的なものがあります。
軽度の人は目の疲れをとる事で視力が回復することもあるようです。
要注意なのは、「パソコンをする時間が長い、スマホを扱う時間が長い、、、だから眼精疲労だ!!」と決めつける事です。
自己判断は危険です!メガネ店で相談するのも危険です!
単に眼精疲労かどうかは眼科で診察をうけないと判断はできません。
近視による視力低下であるか病的な視力低下であるかはメガネ店ではわかりません。
まずは眼科を受診して手遅れになることのないようにしましょう!
メガネをかけても度数は進まない(まとめ)
メガネをかけた事が原因で度が進むわけではりません。
作ったメガネが徐々に見えにくくなるのはメガネをかけた事とは関係はありません。
見えにくいのに目を細めて遠くを見たりするほうがよくありません。
適度なメガネかコンタクトレンズを使用することをお勧めいたします。
■メガネをかけて目によくない場合もあるのでご紹介!!
①生活状況にあっていないメガネを使用する
主に近くの作業を長時間おこなう生活なのに、遠くがはっきり見えるメガネを使用する。(眼精疲労の原因にもなります)
②過矯正のメガネを使用する
過矯正のメガネとは、強すぎる度数で作ったメガネの事です。
それ以上度数を強くしても見え方が変わらなかったり、逆に少し見えにくくなる状態のメガネをかける事は目によくありません。
目の調節機能で遠くがはっきり見える場合もありますが使用はやめましょう!
安心できるメガネ店や眼科で度数を決定しましょう。
③他人とのメガネの共有、兄弟や友達のメガネを借りる
よくある例として友達のメガネをかけたらよく見えたので、それをもらって使用する。
よく見えるから目に合っているわけではありません。
他人のメガネを使用するのはやめましょう!
兄弟ご家族のメガネも同じく使用するのはやめましょう。
非常に危険です。
メガネは左右の度数、瞳孔間距離など他人と完全一致していることが少ないので必ず作った本人のみで使用する事が重要です。
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