要注意!既製老眼鏡に表示してある度数の参考年齢はあてにならない!

パソコン作業やスマホ作業が多くなった現代では、

そろそろ近くが見えにくくなってきた、、、老眼鏡が必要かな?と思っている方が非常に増えています。

若くても近く専用のメガネを使用している人も増えています。

スマホ老眼という言葉が飛び交う時代です。

そこで試しに買ってみたいのが既製で作られている老眼鏡です。

しかし!!安易に手を出すと今後のメガネ生活に大きく影響してきます。

既製の老眼鏡には購入する時の目安の年齢が記載されています。

例)45歳~50歳は+1.50 50歳~55歳は+2.00

しかしメガネに詳しい専門家からすると非常に危険な表示にすぎません

何も知らない人はその表示を目安に軽く試しにかけてみて購入していきます。

非常に危険です!!

この表示を目安にしていいのは正視(全く屈折異常がない目)の人が少し参考になる程度です!

老眼鏡は実はそんなに簡単なものではないのです。

全く知らない人は老眼鏡をかけたまま車の運転をしている人まで存在します。

メガネ販売歴13年の認定眼鏡士ローシーが老眼鏡の選び方と度数の決め方を解説していきます。

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老眼鏡の度数はプラス度数とはかぎらない!!

既製老眼鏡はすべてプラス度数で店頭にならんでいます。

しかし老眼鏡はプラス度数とはかぎらないのです

マイナス度数だってあります!

この時点で表示してある参考年齢はあてにならないんです。

既成老眼鏡を買おうとする人はどんな人が多いかと言いますと

視力検査の時間がなかったり、

すぐに欲しかったり、

誰かに頼まれたり、

店員さんから何の説明も受けずに買っていってしまう状況が非常に多いのです。

にもかかわらず!!参考年齢が表記してあったりするのです。

袋に入っていて試しにかけてみる事すらしない、できない人だっています。

危険です!目に負担をかける可能性が非常に高いです。

なぜマイナス度数の老眼鏡が存在するのか

老眼鏡のイメージって真ん中が厚くなった虫眼鏡みたいなプラス度数というイメージを持った人が非常に多いです。

しかし老眼鏡にはマイナス度数とプラス度数が存在します。

マイナス度数なんてまれなんじゃないの?と思われるかもしれませんが

では近視の人ってまれですか?めちゃくちゃ沢山の人が近視ですよね?

近視の度数のS-4.00以上の人の老眼鏡の度数はほとんどマイナス度数です。

人数的にめちゃくちゃ多いんです。

屈折異常が全くない正視の人の方が少ないんです。

しかし、目安で表示している参考年齢は正視の人の年齢なんです。

正視の人のみ参考になる、というのも大きな間違いです!

そもそも老眼鏡の度数はどのようにして決まるのか?!

老眼鏡の度数は「使う人の見たい距離」で度数が変化します。

例えば、50歳の正視の人がいたとします。

この人の老眼鏡の度数は?と聞かれると即答できないのです。

理由は見たい距離がわからないからです。

50cmの距離・・・+1.00
40cmの距離・・・+1.50 
30cmの距離・・・+2.00 
25cmの距離・・・+2.50

というように同じ人でも度数は違います。

仮に試しに使用して「よく見える」と確認して買ったとしても、

右目は見えているが左目に対しては目に負担がかかる度数になっている可能性もあります。

既成老眼鏡は両目とも同じ度数で作られています。

購入する人の目が左右とも同じ度数ではない事が多いのです。

老眼鏡を買う場合は既製のものを買う場合でも視力検査をしてもらうのがおススメです。

もし既製のものを買うならどれがいいかも検査員が教えてくれます

既成老眼鏡は仮によく見えても長時間の近方作業をするのは避ける方がいいです。

度数があっていたとしても、既成老眼鏡の光学中心距離(OCD)が使用者の瞳孔間距離と一致していない事が非常に多いのです。

誰が買うか事前にわからずに作ってあるメガネですから合わせようがありません。

短時間使用の間に合わせのメガネとしては値段も安価で便利なメガネになる事もあります

既成老眼鏡の購入の仕方

・メガネ店で使用目的を伝えたうえで、視力検査をしてもらう

・既製老眼鏡を買うとしたらどれですか?と検査員にたずねる

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