くしゃみはなぜ起こる?鼻炎のメカニズム【抗ヒスタミン、抗コリン】

こんにちは、トーマスDです。

現在、セルフメディケーションが注目されています。

病院に行かなくてもドラッグストアなどでお薬を買ってすませる、という流れです。

総合感冒薬はいくつもの成分が入っている為、そのぶん副作用の危険性が増えます。

症状があきらかに分っている時は、その症状のみを抑える成分を飲めば、不要な成分の副作用のリスクを無意味に高めなくて済みます。

くしゃみをした事があると思いますが、くしゃみが出る場合はくしゃみを抑える成分を、鼻水が出ている場合は鼻水を抑えるのみをピンポイントで飲むほうが不要な成分を摂取しなくて済むのです。

今回は登録販売者試験の第3で出てくる「くしゃみ、鼻水」について解説していきます。

この鼻炎のメカニズムを知っていれば、風邪をひいた時に病院に行かなくてもドラッグストアで的確なお薬を選ぶ事ができます。

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くしゃみ、鼻水 【鼻炎のメカニズム】

鼻粘膜で炎症が起こると、鼻粘膜内にヒスタミンが作られます。

肥満細胞からヒスタミンが放出されて知覚神経にくっつきます。

→ヒスタミンが知覚神経にくっつくと「かゆみ」として脳に伝わります。

→脳に伝わると、脳から副交感神経を介して鼻腺に指令が行き「鼻汁」を分泌します。

ヒスタミンが知覚神経を刺激する事によって
鼻の中に何かあり、それを出そうとする動きとしてくしゃみをする。

この流れがくしゃみ、鼻水が出るまでのメカニズムです。

という事はくしゃみを抑えるにはこのヒスタミンが知覚神経を刺激する前に抑えればいいんです。

この時に効く成分が「抗ヒスタミン成分」です。

副交感神経を介して「アセチルコリン」という伝達物質が鼻腺に鼻水を出すように命令をします。

この伝達物質である「アセチルコリン」をブロックするのが「抗コリン成分」です。

鼻水を抑えるためには、この鼻腺に命令を伝える「アセチルコリン」をブロックすればいい訳ですから

抗コリン成分」を飲めばいいという事になります。

鼻炎のメカニズムを覚えると抗ヒスタミン成分と抗コリン成分の違いが解りますね。

主な抗ヒスタミン成分

・クロルフェニラミンマレイン酸塩
・カルビノキサミンマレイン酸塩
・メキタジン
・クレマスチンフマル酸塩
・ジフェンヒドラミン塩酸塩←眠気が特に大きい
などがあります。

【副作用】
眠気が起こる事がある

ヒスタミンは脳を起こしています(覚醒の維持)
そのヒスタミンをブロックすると眠気が起きるというメカニズムです。

主な抗コリン成分

・ベラドンナ総アルカロイド
・ヨウ化イソプロパミド
などがあります。

【副作用】
緑内障の悪化、のどの渇き、排尿困難、便秘などがあります。

鼻炎のメカニズムと抗ヒスタミン成分、抗コリン成分の働き(まとめ)

鼻に何らかの炎症がおきると、肥満細胞がヒスタミンを放出する。

ヒスタミンが知覚神経にくっつくとかゆみとして脳に伝わる。

→脳が副交感神経を介して鼻腺に命令をだす。(伝達物質をアセチルコリンという)

→鼻腺に命令が伝わると鼻汁が分泌される

・知覚神経にヒスタミンがくっつくのをブロックするのが抗ヒスタミン成分

・副交感神経を介しての伝達物質であるアセチルコリンをブロックするのが抗コリン成分

くしゃみを止めたいならば抗ヒスタミン成分の薬を飲む

鼻水を止めたいならば抗コリン成分の薬を飲む

不要な成分を飲まない事は副作用防止につながります。

【抗ヒスタミン成分の副作用】

・眠気
この作用を活かして眠気改善薬として使われる抗ヒスタミン成分もあります。

【抗コリン成分の副作用】

・緑内障の悪化
・のどの渇き
・排尿困難
・便秘

登録販売者試験の第3章の勉強のコツは単純に暗記するのではなく、症状を抑える流れを理解する事です。
今回は鼻炎のメカニズムを理解しておきましょう!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

認定眼鏡士として、またメガネ店のマネージャーとしてサービスを追求してまいりました。 眼科勤務7年目、在職中。空いた時間を活かし、一般用医薬品販売の専門資格の登録販売者試験に合格してセルフメディケーションもバッチリです。