こんにちは、ローシーです!
ジンズやゾフのような安価なメガネを買うな!などと言っているメガネ店の人がいるそうですが、、、
結論からいうとジンズやゾフのような安価なメガネであっても結構いいメガネはあります!
逆に言えば3万や5万、8万のメガネでも粗悪なメガネはたくさん存在するという事です。
ジンズでもゾフでも買うな!などお店を限定して言える事ではありません。
ではなぜ安価なメガネを買うな!といっている人がいるのか?について1級眼鏡作製技能士の私ローシーが解説いたします。
目次
安価なメガネを買うな!といっている人の理由とは?
安価なメガネは本当に悪いメガネでしょうか?というと決して悪いメガネとは私は思いません。
しかし、高額なメガネと安価なメガネには確かな違いがある事が多いのも事実です。
②レンズのグレード
③客数と時間の関係
④スタッフのレベル
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①フレームの品質
品質が違うのは大きな違いです。
1本1本を職人が作ったフレームに対して大量生産された商品では品質が同じとは言えません。
品質の違いの詳細についてはここでは割愛させていただきます。
②レンズのグレード
高価なレンズと安価なレンズではグレードも違います。お店のシステムでは安価でもグレードの高いレンズを使っている事がある為、一概には言えませんが単純な解釈で言えば値段の違いはレンズのグレードの違いもあります。
③客数と時間の関係
安価なメガネ店と高価なメガネ店では客数が大きく違います。安価なお店の方が何倍も多いです。
高価な個人店は少ない傾向にあるのは予想がつくかと思います。
客数に対してスタッフの人数を考えると1人のお客様に対してたくさんの時間がかけられないのが安価なメガネ店の特徴でもあります。
検査を待つ客数も安価なメガネ店が10件待ちであったとすれば、高価な個人店は3件待ちでも多い方かもしれません。
④スタッフのレベル
スタッフのレベルについては一概には言えません。
高価なお店だから技術が高いとは言い切れないのが現状です。
逆に言えば安価なメガネ店のスタッフさんの方が技術や知識は高い場合もあります。
もし高価なメガネ店のスタッフさんが大ベテランで安価なメガネ店のスタッフさんが技術知識がないとするならば、高価なメガネ店のスタッフさんが安価なメガネ店に転職した場合、トップクラスの社員になるはずですが、実際は全くついていけないのが現状なんです。
安価なメガネを取り扱うスタッフさんは限られた時間の中で判断力と技術が求められる為、より高い技術や知識を要するのです。
私ローシーは高価なメガネ店と安価なメガネ店の両方を10年以上経験して色んなスタッフさんをみてきました。
安価なメガネ店に入社してきたメガネ経験者のほとんどは入社1カ月で挫折を経験していました。
まず素早く動けない上に、品質が下がった商品を正確に作る事の難しさに苦戦をするのです。
しかも加工に関してはデザイン重視で作られたフレームが多い為、なかなか高い技術が必要となります。
耐え切れずに3カ月内に退職する人もたくさん見ました。
理由の1つが自信を持っていた知識と技術が安価なお店で通用しなかった事です。
アルバイトのスタッフよりできない部分が露呈されてプライドが気づいて辞める人もいました。
ゆっくり時間をかけて検査や加工をしたいという気持ちが多いみたいですが、実際はのんびりした環境になれている身体が仕事についていけない状況でした。
私ローシーも高価なメガネ店の店長を経験した後に安価なメガネ店に入りました。
私はたまたま順応性があったので技術と知識は苦戦しませんでしたが、体力はギリギリでした。
そして間違いなく感じたのが安価なメガネ店の方が技術と知識、判断力が必要である事です。
しかし、これは私の体感ですが8割のお客様に対して高価なメガネ店の時と同じ技術の提供と満足の提供はできていたと感じます。
要するに安価な眼鏡店でもご来店したお客様の希望をかなえる事ができるという事です。
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高価でも安価でも同じ満足ができる事実がある!
高額でしか買えない商品を安価で買えたという事ではありません。
同じ満足ができるとは、人によっては高額な商品と安価な商品で大差がない為、高額なメガネを買う必要がない人も多いという事です。
簡単な例でいえば、透明のレンズで度数は弱い場合、5000円のレンズで作っても3万円のレンズで作っても違いが分からないという事です。
しかし、高価なメガネ店にはあまり安価なレンズを用意していない事があります。
そればっかり売れたら商売にならないお店もあるのです。
高価なメガネ店は高額を頂くかわりに高い技術と知識を提供しているのだろうと予想されると思いますが、残念ながらそういうお店ばかりではないのです。
よく意味も分からず高額なメガネを平気で販売しているスタッフさんもたくさんいるのです。
仕方ないのです。高額なフレームと高額なレンズしか取り扱っていなければ結果は何をどんな知識で売っても高額になってしまうのです。
そういうスタッフさんの特徴もありますがまた次の機会に紹介いたします。
逆に真剣に取り組んでその対価として高額になっているお店ももちろんあります。
その特徴もまた次の機会に紹介いたします。
結局、メガネを掛け比べてもどちらが5000円でどちらが5万円か分からないレベルのメガネの人もたくさん存在するのです!
カウンターで1つ1つ丁寧につくったお寿司と回転寿司の高めのネタの違いが一般の人には分からないのと同じです。
違いが分からないのに高い方がいいという人はそれでいいのです。プラセボ効果といい実際に高いお金を出して買った商品の方がいいものだと感じる暗示効果が発生しる人はいるのです。
しかし使用目的や使う状況でも安価で済ませた方が断然お得というメガネも多いのです。
色んな数値を入力してオーダーメイドを活かせるから高いレンズでも、メーカーおまかせ注文をしているお店も多々あるのです。料金を頂いておきながら、メーカーおまかせで発注をしているお店が多いのです。
なぜそういう事になるのか?理由はその高価なレンズを活かせる知識と技術がないからです。
専門的な勉強もせずに先輩から習った知識プラス自分の経験のみで10年以上メガネの仕事をしている人が多いのが現状です。
コワい業界ではありますね、、、ひと昔前では出来上がりのメガネに購入したレンズが本当に使われているのか疑問な時代もありました。途中からレンズの袋を渡すシステムをとるメガネ店も増えてきましたが、袋をもらったところで一般のお客様が本当の意味で購入したレンズが入っているなんて理解できるのか疑問ですね。信用の問題だと思います。
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良いメガネを買うには?
良いメガネはどの店に行けばよいのか?とよく聞かれますが、正直、良いメガネをどの店でという答えはありません。
結局は自分を担当したスタッフさん次第なんです。
どの店、ではなく誰から買えばいいか?という感覚ですね。
商品や価格で勝負しているお店ではなく、サービスで勝負しているお店を選ぶのが近道かもしれませんね。
ここでいうサービスとは「すべてのお客様に平等に気をつかって尽くしている」と感じるお店をお勧めいたします。
そういうお店が安価から高価なメガネまで幅広く揃えて商売をしています。
どんなお客様がきても対応できるようにしてあるからです。
5000円で買いたい人から20万円くらいで作りたい人でも対応できるお店はサービスが期待できそうですね!
ちなみに1つの例ですが、私が働いていた高額な眼鏡店は2枚で22000円のレンズが転職先の安価な眼鏡店では7500円でした。まったく同じものが14500円も違ってました。
まとめ
適当な知識や技術でやっているメガネ店では買わないほうがいいと思いますが、それが安価だからとか高価だからというのはあまり関係ありません。
スタッフさん次第です。
そしてそのお店の教育体制や取り組み姿勢が大きいと思います。
経験と専門的な勉強で得た知識を兼ね備えたのが眼鏡作製技能士です!
最後までお読みいただきありがとうございました。
メガネを作る時の参考にしていただけると幸いです。