メガネをつくる時には必要な物と情報がある【度数決定編】

これからメガネをつくる予定の方へ!

メガネをつくる時にもっていくものってあるの?

保険証もいる?など質問をうける事がよくあります。

とりあえずメガネ店に行けばいいか、、、というように漠然とお店に行ってしまい失敗する事があります!

メガネ自体が初めてな人は持っていくものは特になし!

コンタクトレンズやメガネを使用している人は準備するものがあります。

今回はメガネをつくる時に必要なものについて解説していきます。

10年以上メガネ店で勤務していると必ず見かける光景があります。

合わせたメガネの度数は合っているはずなのに、もう一度視力測定をしている光景です!

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メガネを初めて作る人が用意するもの

はじめてのメガネをつくる場合、まったく購入の手順がわかりません!

用意するものはありませんが、用意する情報があります!

視力測定の時、検査員から質問を受ける場合、意外とこたえられない事が多いです。

前もって言う事を考えておきましょう!

用意する情報は「使用目的と生活状況」です。

メガネをつくる目的、理由

みえにくいから?

度なしの伊達メガネ?

みえにくい場合、よく使う状況と最低でも必要な視力の条件を決めておきましょう!

よくある失敗例①

「よくパソコンをする」と言ったばっかりに「弱い度数のメガネ」を買う。

車の運転時に見えにくい

実は、パソコンをしますか?と聞かれたから「よくします」とこたえただけで

実際はパソコンの時はメガネはかけない、車の運転時に使う予定だった

よくある失敗例②

「車の運転をする」と言ったばっかりに「少し強めの度数のメガネ」を買う。

車の運転しますか?と聞かれたから「します」とこたえただけで

実は運転は一カ月に1回くらいで普段はパソコンが多いという生活状況だった。

というように検査員が勝手に思い込んで「車の運転なら強め」「パソコンするなら弱め」と決めつける事がよくあります。

事前に、運転するから最低0.7以上できれば1.0~1.2くらい見えた方がいい、パソコンやスマホをみる時はメガネはかけない

というように使用目的をすらすら伝えられる状態であれば検査員が思い込みで度数を決定する事を防げます。

本来は検査員がお客様から聞き出さないといけないのです。

しかし検査をはじめて間もないスタッフさんはなかなか聞き取る事ができていません。

後日、つくりなおしをしなくていいように使用目的の情報を準備しておきましょう!

メガネやコンタクトレンズを使用している人が用意をするもの

メガネをしている人はいつも使用しているメガネを必ず持っていきましょう

コンタクトレンズをしている人はメガネを持参したうえで、コンタクトレンズの度数も把握しておきましょう!

非常に重要なんです!

よく「このメガネは合ってないから測りなおして欲しい」とメガネを隠す人がいます。

必ずメガネの度数をみてもらいましょう!

検査員が使っているメガネの度数を知らないと希望どおりのメガネ度数はつくれません。

前の度数より見えやすくしたい、

前のメガネより強くしたい、など希望があっても

検査員が前のメガネを知らないから、見えやすくなっているのかわかりません。

前のメガネより度数が強くなっているのかもわかりません。

どんな状態のメガネの度数に目がなれているのかもわかりません。

よくみる光景とは、

前のメガネより見えにくい、あまり変わらないなど希望どおりになっていないからやりなおし!という失敗です。

これは検査員の失敗でもない場合があります。

前のメガネがないので、そのメガネよりどれくらい度数が変化しているのかわかりません」と説明しているのに「今日欲しいからつくって!」という人が結構いるのです。

メガネやコンタクトは度数がわからないと正確な比較ができません。

お客様が「よく見える気がする」だけで本当かどうかは分からないのです

コンタクトレンズは外してメガネでお店に行く

コンタクトレンズをしている人は、レンズのせいで角膜の形が変わります

特にハードコンタクトレンズは外した後は本来は乱視がある人でも、乱視がなくなってる事があります。

角膜の形が元に戻るにつれて本来の乱視が出てくることがよくあるのです。

検査の時はよく見えた度数も全く合わない度数に変わっていることがあります。

前日から「裸眼」で過ごしましょう。

完全に元に戻るには1~2週間以上かかる場合もあります。

ソフトコンタクトでも同じことがいえます。

本来はなかった乱視がでていたり、、、

メガネの検査をする時は裸眼でお店に行きましょう!

メガネをつくる時に必要なもの(まとめ)

【メガネが初めての人】

今回作るメガネの使用目的を明確にしていく

必要な最低条件を把握しておくことです。

【メガネ、コンタクトレンズを使用している人】

現在使用しているメガネを持参する

他にもメガネがあれば用意しておく。

コンタクトレンズの度数も把握しておきましょう!

眼科でもメガネ店でも同じです

検査員に、より多くの情報を用意してあげましょう

場合によっては「メガネをご持参されてから度数を決めましょう!」とその時は検査をしない事もあります。

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ABOUTこの記事をかいた人

1級眼鏡作製技能士として、またメガネ店のマネージャーとしてサービスを追求してまいりました。 眼科勤務10年目、在職中。空いた時間を活かし、一般用医薬品販売の専門資格の登録販売者試験に合格してセルフメディケーションもバッチリです。