メガネの度数を知りたい時って皆さんはどうされていますか?
たとえば
・眼科に行ってメガネを作りたいです
・またはメガネ店にいってメガネを作りたいです
という人が多いと思いますが、中にはメガネを作った方がいいのかなぁとかそろそろ度数を変えた方がいいんじゃないのかなぁと悩んでいる人も多いと思います。
そこで今回はメガネを作ろうかなぁ、またはそろそろ度数を変えた方がいいのかなぁと思っている方は必見のお話です(^^♪
認定眼鏡士のローシーがメガネ作りに失敗しないようにアドバイスいたします(^0_0^)
最後まで見ていただけるとお役に立てるかも、です(#^^#)
⚪︎1
そろそろメガネが必要ですか?は言ってはダメ!
メガネ屋さんでも眼科でも自分から「メガネを作った方がいいですか?」と聞くと
ほとんどの場合「作った方がいいです」という答えが返ってきます。
それは当たり前です。
メガネ店であれば「メガネを売るのが仕事」だからです。
その人が正視であっても近視であっても遠視であっても老眼であっても同じ事です。
売る為の理由付けはいくらでもできます。
目に病気がなければ基本的には近視や遠視であれば度数を入れれば遠くが良く見えるようになります。
正視であれば「紫外線カット」「ブルーライトカット」などなど、、、
目に対しての有害の話を聞かされると人は買わないと目が悪くなると思ってしまう人が多いのです。
眼科でも同じく、メガネ店を別で経営している眼科の先生も多く、またメガネを掛けた方がいいですが?と聞かれて近視や遠視、老眼で
メガネを掛けなくていいという理由を話す事の方が無意味なんです。
メガネをかけたくない人にはメガネを提案しても難しいですが、自分からメガネの話をしてくる人を止める意味もないのです。
しかし、実際は必要ないのにメガネを買わされる状態が発生するのが現状です。
重要な事は何のためにメガネが必要なのかを自分で考える事です!
②近くが見えにくい事がある
③近くを見る時に目が疲れる
etc
①~③どの理由でもメガネ店で話すとメガネを買う事になります。買いたいのであれば買っていいですが実際、無駄に高いメガネを買って後悔する人が多いです。
私も仕事上、患者様のメガネを見る事があるのですが、「知らなかった、買わされた、、、」と嘆く人をよくみます。
メガネが必要かどうかはあなた自身が決める事です。
強制してメガネを掛ける事を進めるのは医師からの指示でかけるメガネです。
しかし、ここで間違うのは医師からメガネをすすめられると絶対的にメガネが必要と勘違いするところがあるのも事実です。
眼科ですすめられるメガネが治療的なメガネかメガネ店と同じように「ないよりはいい」という意味のメガネかが重要です。
メガネ店と眼科、どちらで度数を測る?
目の事なんで眼科と思いがちですが、、、以下の条件で考えると答えは違います。
眼に病気がない事を前提で
例えば同じスタッフが眼科で働く場合とメガネ店で働く場合で比較すると明らかにメガネ店で度数をあわせた方が良い度数が出来上がります。
理由はメガネという商品は度数だけで成り立ったものではないからです。
メガネで重要な事は「度数・レンズ・フレーム」+ 使用目的で良い度数かどうかが決まるのです。
度数を決定する時点でレンズとフレームが決まっていればまだ眼科でもいいですが、厳密にいえばそんな事が眼科スタッフに分かるはずがないのです。
どのフレームで作るメガネの度数を合わせるのかわからない状態で度数を合わせるというのは最適な度数を出したとは言えないのです。
あくまでもテスト枠で合わせる度数として決定する度数なんです。
さらに言えばメガネ店ではメガネを売る為に必要な道具が揃っているのに対し、眼科にはメガネ店ほど道具が揃っていないのです。
メガネ店と同じだけの道具を揃える為には結構広いスペースが必要になります。
眼科はメガネの度数を合わせるのがメインではないのです。さらには度数を測っているのは医師ではないところが殆どです。
医師は最後にスタッフが合わせた度数を見て、数値だけで判断する所が多いのです。
眼科でメガネの度数を合わせた人で医師に実際に直接あわせてもたったという人は数値に関しては心配ないでしょう。
しかし、フレームとレンズが何か分からない状態で度数を決める事自体が最適な度数を出したことにならないのです。
メガネ店でよくある事ですがメガネの処方箋をもっていって、やっぱり少し度数を弱くしたい、または遠用、近用のメガネを別々にしたいといってメガネ店の店員さんと口論になっている、という状態です。
眼科で処方箋を出されて一度メガネ店に出すと、度数にしばりができあがります。
メガネ店でお話をしたら、もっといい度数やメガネの提案をされる事があります。
しかし変更したいなら「眼科に行って処方箋を持ってきてください」といわれます。
いくら自分が変更していいといってもメガネ店は処方箋をみると勝手に度数を変えてはいけなくなるのです。
処方箋を見ていない事にします、酷いところではお客様と口論になった上に処方箋を破り捨ててください、という対応をするメガネ店があると聞いたことがありますが違法です。
処方箋をもっていって薬をもらう時に「こっちの薬がいいですよ」と全く違う薬を出す薬局をみた事があるでしょうか?
医師の指示を無視して飲み薬を勝手に塗り薬に変えているようなものです。まずありえませんね。
薬局がメガネ店に変わるとなぜかお客様は勝手に変える事を要求しだすのです。
私は認定眼鏡士SS級の資格を取得しています。私が眼科で度数を決定するのとメガネ店勤務で度数を決定するのでは明らかにメガネ店勤務で度数を決定する方が最適な度数を出す事ができます。
理由はメガネの度数を合わせる設備、お客様が購入するフレーム、レンズが分かる、また決定するギリギリまで度数を変更する事ができる状況にある。というのは度数を合わせる人間にとって雲泥の差がでるのです。
差が出ないと言い切れる人がいる場合、その人はまだまだメガネに対しても勉強が足らないという事でしょう。
メガネの検査をはじまたばかりのスタッフはどのフレームでどのレンズでメガネをつくっても度数は変えません。
理由はよく分かってないからです。
まとめ
メガネ店でも眼科でも「メガネを作った方がいいですか?」を聞くと
殆どの場合メガネを作る事になる。
メガネを掛ける事で悪くなる事(デメリット)もあるので注意しましょう。
メガネの度数はメガネ店で合わせるのと眼科で合わせるのはどっちがいいか?について
眼に病気があるかないかを眼科で確認してメガネ店で合わせる、そして作ったメガネをメガネの度数保証期間内に眼科に見せるという流れがお勧めです。
しかしどのメガネ店で度数を合わせるか、というよりは誰に度数を合わせてもらうかが重要です。
同じメガネ店でもスタッフによってレベルが全く違う場合があります。
その為、あのメガネ店がいいですよ、というようにメガネ店を限定してもスタッフよるので何とも言えません。
眼科併設のメガネ店がレベルが高いと思われがちですが、それもそうとは言えないのが現状です。
度数は眼科が測ってメガネだけ売るというパターンのお店であれば、度数合わせには慣れていないので知識も少ない場合があるのです。
目安は「認定眼鏡士がいるお店」というシールがお店に貼ったある、または置いてあるお店は一定基準のメガネの知識がある眼鏡士がいる証明にもなっているので安心できる店が多いです。
※経験だけでやっているメガネ店は要注意です。理由は知識のほとんどが経験のため、根拠が薄い人が多い傾向があります。
経験を知識にしているパターンの多くはお客様の声です。お客様が何も言わない限り自分の合わせた度数は最適と過信している場合があります。
眼鏡技術者協会で認定されるには一定の専門知識がないと試験に合格しません。技術がないと試験に合格しません。
それなりの勉強をした上で、正しいとされた生涯教育や勉強をもとに実務経験をつけないと危険が生じるという事です。
あくまで一眼鏡士の意見として参考にしていただければ幸いです。
コメントを残す