子供さんの眼は基本的には遠視からはじまります。
屈折と眼球の大きさの関係で目に入ってきた光が網膜の後ろでピントを結ぶ状態です。
0歳児~2歳児のお子様は言葉もうまく話せないため、子供の目が見えているかは親の判断となります。
3歳児検診までにチェックをすることが重要です。
見えていない状態で5歳、6歳と成長すると弱視という状態で視力自体が上がらなくなる事もあります。
今回は、メガネ店勤務10年以上の経験からお子様のメガネを作る場合のよくある不思議な例と注意点を解説いたします。
子供は意外と見えていない!
現代では幼稚園児もスマホを使います。
いつの間にか自分で勝手にYoutubeを観たりしています。
携帯ゲームやスマホ、漫画本など近くを見る事が多く
実は0.1も見えてなかったりします。
眼科やメガネ店で視力検査をするまでは、「見えているふり」をするお子様もいます。
【お子様が見えているふりをする理由】
①メガネをかけたくないから
②お母さんに心配させないように、、、
③見えているかどうか特に聞かれないから
※ご両親が早めに気づいてあげることが重要です。
【検査する時の注意点】
目が調節をして正確に測れない可能性があることを考慮することです。
実際の度数よりはるかに強い度数のメガネが出来上がる事があります。
メガネ店の経験豊富なスタッフさんであれば眼が調節していて度数が強く出ている可能性が
ある場合は無理に度数を合わせたりしません。
お子様の調節力は大人よりも強いため、本来は遠視の度数が近視の度数で出ることもよくあります。
はじめての子供のメガネは眼科がおススメな理由
こどもの目は基本的に遠視です。
調節力は大人より強いです。遠視が近視の状態になっている場合もあります。
そんな時は、近視の度数を掛けるとよく見えます。
よく見えるため、未熟な検査員は「近視です」と安易に思い込み、本来とは正反対の度数で合わせる事があります。
調節をとるための目薬を使用する眼科もあります。
メガネ店の検査ではおそらく遠視だろうと思っても、なかなか近視の状態から元に戻らないで検査に苦戦する事があります。
無理をせずに眼科でメガネの処方箋を発行してもらいましょう!
子供さんの初めてのメガネは慎重に!安全に!です。
子供は思い込みが激しい!
子供さんの中には裸眼で0.3であったとしても度数を入れたと嘘を言って仮の枠を掛けてもらい視力を測ると
「よく見えるようになった!」という人がいます。
度数が入れていないのに、度数が入っていると思い込み見えるようになるという不思議なケースです。
不思議であれば、怖いお母さんが横で見ていると、見えるものが見えない状態になるお子様もいます。
リラックスした状態を周囲が作る事も重要です。
この不思議な現象は実は大人でもあります。
度数を変えてもいないのに「さっきより見えやすくなった!」
→度数を変えずに「弱くしました」といって仮のメガネを渡すと「見えにくくなった」とおっしゃいます。
何が本当なのかわからなくなるお客様がいらっしゃいます。
無理に測ってメガネを作っても、再検査になり度数変更になる事が多いケースです。
その場合は眼科の先生にお任せする場合もあります。
先生がいうと効力が増す、という不思議な状態です。
気の持ちようです。
【ポイント】
お子様の初めてのメガネは眼科で「処方箋」を発行してもらうことをお勧めします。
弱視にならないように3歳児検診までに発見する事が重要です。
視力検査の時はお子様がリラックスして検査ができる状態を作る事も非常に重要です。
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