メガネの度数を眼科で測る注意点!処方箋が買い物の自由を奪う?

メガネの処方せんは必要?

こんにちは、眼鏡作製技能士のローシーです!

メガネを作る時に度数だけ眼科で測ろうと考えている人は1度簡単に読んでみてください!

メガネの度数はどこで測るにがいいかが分かるようになります!

初めてメガネをつくる人も1度読んでみてください。

メガネの度数はどこで合わせるの?

メガネという商品は店頭に並んでいる時点では度数は入っていない状態です。

いわゆるダミーレンズがフレームに入っています。

度ナシ(伊達メガネ)であっても基本的にはレンズを別途購入してレンズを入れ替えます。

ローシー
初めから度数が入っているメガネは基本的には既製老眼鏡くらいです!
メガネの度数を合わせる4つの方法
①眼科で測る

②メガネ店で測る

③持っているメガネと同じ度数でつくる

④自分で度数の希望を出す
例)「今のメガネより1つ強くしたい」など明確な希望をメガネ店で言う

メガネの度数は眼科でもメガネ店でも自分の希望度数でも基本的には自由に選べます。

眼科で測るメリットとデメリット

眼科でメガネの度数を測るメリットは2つです!

眼科で測る2つのメリット
①医師免許をもった先生に度数を確認して処方箋など文書に度数を書いてもらえる。

②受診した時に眼病検査ができる。

先生に確認してもらうと安心する!という感覚が強い方にはお勧めです。

また眼科検診を全くしない人やする機会が少ない人は眼病が潜んでいないかを眼科医に診てもらえます。

眼科で測るデメリット
①検査員のメガネスキルが低い場合がある。

②度数は出すがその後の事がフォローできない。

③検査代と診察代で費用がかかる。

①検査員のメガネスキルが低い場合があ

メガネに詳しくない人が検査をしている事がある。
メガネの度数を測っているスタッフは基本的には眼科医ではない事が多いです。
看護師さんや検査補助のスタッフさんが度数を合わせます。
決めた度数を医師が紙に記入して終わりです。
医師が度数を測っている眼科があるとしてもかなり少ないです。
また医師も看護師もメガネ店スタッフほどメガネに詳しくない事が多いのです。

理由は医師も看護師もメガネの「加工」をしない、またメガネの「フィッティング」をしないからです。

メガネの命はフィッティングと言われるくらい「フィッティング技術」は重要なんです。

②度数は出すがその後の事がフォローできない。

眼科で決めた度数と患者さんがメガネ店で買うフレームやレンズが合っていない場合が発生するのがほとんどです。

メガネ店で選ぶフレームやレンズが分からない状態で度数だけ決めるのは基本的には良い流れではありません。

カーブが強いフレームを選んだ場合、PD(OCD)の数値を少し変える事も多々あるのです。

※PD・・・瞳孔間距離
※OCD・・・光学中心距離

作ったメガネを眼科に確認に持ってくる人もごくわずかです。もともと眼科に通院治療している人以外はほとんどメガネを買った後の確認に眼科には行きません

仮に作ったメガネを持ってきたとしても眼科スタッフがフィッティングなどの調整をする事はありません。

③検査代と診察代で費用がかかる。

検査代と診察代で度数を出してもらうだけで5000円程度の費用がかかる。

5000円でメガネが一式つくれる現代で、度数を決めるだけで5000円近くの費用がかかるのは大きなデメリットであると言えます。

よく聞く話ですが5000円メガネだから度数は眼科で測れば安心!と思って度数を決める5000円を加算すると結局一式10000円支払っている人が多いのです。

ローシー
何のために一式5000円で作っているのか分からない状態ですね、、、

処方箋が買い物の自由を奪う!

メガネを買うのは楽しいです。自分の顔が色んなメガネで変身していくのです。
容姿を気にする人であれば特に楽しいお買い物です。

同じ度数で2本3本作る人も最近は多いです。

そんな中、選んだフレームとレンズが合わないばっかりに購入できないという事があります。
また買いたいけどその日に買って帰りたいなど条件に合わない事も多々あります。

条件が合わない状態とは?
①レンズサイズが小さくて作れない

② 在庫レンズがたまたまない

③処方箋の条件ではその日に作れない

その日に買って帰りたいという希望が1番の購入条件の場合、普通はお店の在庫レンズの範囲内で作れば希望は叶います。

在庫レンズの範囲で作った度数が悪いかといえば、そうではありません。

メガネは度数によって最適な使い方があるので、在庫があるレンズの中で選ぶ度数という条件が付けばかえって度数も決めやすくなり、さらに良くなる場合もあるのです。

さらに良くなる場合とは、今回の度数はどんな時に使いやすく、どんな時には見えにくいという説明が頭に残りやすくなり、そのメガネを使う本人がメガネの事をよく理解している事が多いのです。

ローシー
メガネは作った度数のメリットとデメリットを理解して使うと、より使いやすくなる事が多いです。

希望を処方箋がすべて台無しにしてしまう事がある!

楽しくメガネ選びができたのに、最終的に処方箋で度数を合わせた人は希望がかなわなくなるのです。
処方箋の度数をメガネ店では、いっさい変えてはいけないのです!

1つ弱くすればその日にメガネを買って帰れるというのにダメなんです。
購入する本人が変えていいといってもダメなんです!

さっきまで楽しく仲良くメガネを選んでいたお客様の店員さんの間に大きく亀裂が入る瞬間ですね、、、

自分がいいっていってもダメと断られるから怒りたくなる気持ちもわかります。
しかし、メガネ店スタッフが処方箋の指示に従わないという事は法的に許されていないのです。

私自身、処方箋さえ持っていかなければ、、、と悔しい顔をしたお客様を今まで何人も見てきたことがあります。

仕方ないね、といってくれるお客様ばかりではないのです、、、

怒って融通のきかない奴やな!こんなところに2度と来るか!という人もいます。

お店側からすると悲しい限りです。

他のメガネ店でも同じ対応をされるのに、自店だけが悪い対応みたいに言われたりもするのは悲しいですが、仕方ありません、、、

中には処方箋を見ていない事にする、または処方箋を捨ててくださいなどと荒業をつかうメガネ店があると聞いた事がありますが、「アウト」です!

そんなことを許していると、最悪は今まで認められていたメガネ店での度数決定ですらできなくなるかもしれませんね。

実際は本人が希望している訳ですからクレームにはならないんでしょうけど法的にアウトです。

楽しいお買い物が最悪の1日になる瞬間が処方箋、という事があるのも知っておきましょう!

ローシー
処方箋のせいで度数が変えられなかったお客様は「知らなかった」「眼科に行って損した」という人がほとんどです。

メガネを作って見え方がよくなったからといって眼科検診に行かないと、眼病を予防したり早期発見の機会を失うという事は間違いありません。
だからといってメガネの度数をみんながみんな眼科で測った方がいいという訳ではないという事を知っておきましょう!

メガネ店で度数を測る人は、眼病検査は定期的に眼科で検診をうければ解決するのです。

※もともと眼病がある人や小さいお子様や学生さんは眼科で測るメリットもあります。

まとめ

メガネの度数は処方箋を出すとメガネ店では変更できない事を知っておきましょう!

安心のため眼科を選ぶ人は、1級眼鏡作製技能士のいるメガネ店もお勧めです。

治療用メガネ以外では日本では一番メガネに詳しいのは1級眼鏡作製技能士であると言えます。
1級眼鏡作製技能士がいるお店でも下の写真のバッチをつけている人が1級眼鏡作製技能士の印です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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