メガネを購入する時に気になるのがレンズの種類ですよね?
値段が高いからいいレンズ、安いから悪いレンズと思っている人が結構います!
大きな誤解です!
使用する人み必要かどうかは本人が決める事ですが、
なかなか専門知識がないと区別がつきませんよね?
どのレンズがいいの?まかせる!とレンズに関しては販売員にゆだねられる事が多いのが現状です。
予算を超える時だけ自分で決める、という方も多いのです。
もしかしたら、たいして違いがないものを高いお金をだしていませんか?
今回はメガネ店勤務10年以上していると「このレンズなんで売れたのかな?売ったの誰?」と思うような経験から解説していきます。
メガネを買う理由は人それぞれ違う!
大きく分けると2パターン
①目が見えにくくなったからメガネを買う
②見た目を変える(イメチェン)のため
どちらかというと目が見えにくいからかけるイメージが強いかと思います。
■近視の方(近くは見えるが遠くが見えにくい目)
■遠視の方(遠くも近くも見えにくい目)
≪遠視の間違った解釈≫
遠視のイメージとしては遠くは見えて近くが見えにくい目と思っている方が多いようです。
もちろん遠くが見えやすくて近くが見えにくい遠視の方もいます。
それは度数が弱い遠視の目です。
「度数が弱い」で表現するのであれば「度数の弱い近視」の目も遠くは見えるのです。
では近視の度数S-3.00と遠視の度数S+3.00を例として説明すると
近視の-3.00は遠くは見えにくく、近くは見えるという状態です。
遠視の+3.00は遠くも近くも見えにくい目という状態になります。
メガネのレンズの厚みについて(近視と遠視)
メガネの厚みは近視と遠視では違います。
近視のメガネレンズ(凹レンズ)は真ん中が薄く、レンズの中心から外に離れるにつれて厚くなります。
遠視のメガネレンズ(凸レンズ)は真ん中が一番厚く、中心から外に離れるにつれて薄くなります。
同じレンズを使用しても厚みが違う場合がある
同じフレームで同じ度数、同じレンズなのに人によってレンズのフチの厚みが変わるのはなぜでしょう?!
これは意外と知らない事実です!
答えは、人によって瞳孔間の距離(PD)が違うからです。
メガネには光学中心(OCD)があります。(簡単な言葉でいうとレンズには中心があります。)
左右のレンズの中心(光学中心)を個々の人間の瞳孔に合わせるようにして作ってあります。
人によって瞳孔と瞳孔の距離(PD)は違いますから、全く同じ商品を購入しても出来上がりのレンズの厚みに違いがでます。
光学中心がメガネフレーム枠の真ん中にあるか外側(耳側)にあるか内側(鼻側)にあるかでレンズの厚みが変わってきます。
瞳孔間の距離が狭い人で近視の方はレンズのフチが厚くなる傾向があります。
瞳孔間の距離が広い人で近視の方はレンズの鼻側が厚くなる傾向があります。
遠視の方のレンズで一番厚いところは瞳孔の前にくるレンズの部分です。(光学中心の部分です)
■注意事項
瞳孔間の距離が狭い「遠視」の方は大きなフレームを選ぶとレンズの大きさが足らない状態になり作れない事もあります。
メガネ店の店員さんと一緒にフレームを選ぶ事をおススメします。
※選び間違えると1時間もかけてフレームを選んだのに「このフレームではできません」のひと言で終わります。
メガネのレンズを選ぶポイント
メガネのレンズを選ぶ時にまず気になるのが厚みです。
店員さんの説明で「薄型レンズが薄くなります」という中には必ずしもそうでない事があります。
度数が弱い場合、薄型レンズと超薄型レンズでは厚みはほとんど変わりません。
フレームによっても厚みが違います。
このことを良心的に説明してくれるお店とそうでないお店があります。
説明があまりない場合は迷っているレンズの厚みを実際に計算で出してもらうといいです。
≪※1 遠視の間違った解釈≫
遠視のイメージとしては遠くは見えて近くが見えにくい目と思っている方が多いようです。
もちろん遠くが見えやすくて近くが見えにくい遠視の方もいます。
それは度数が弱い遠視の目です。
「度数が弱い」で表現するのであれば「度数の弱い近視」の目も遠くは見えるのです。
では近視の度数S-3.00と遠視の度数S+3.00を例として説明すると
近視の-3.00は遠くは見えにくく、近くは見えるという状態です。
遠視の+3.00は遠くも近くも見えにくい目という状態になります。
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